2012年11月30日
第37回 瀬戸内町文化祭
11月17日(土)・18日(日)に
「第37回 瀬戸内町 文化祭」が開催されました。

初日は午後から展示作品が飾られ、
2日目は朝から舞台発表。
瀬戸内町民のみなさんが日頃で練習・学んできた成果を披露する場です。
われわれS.B.I(瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)も
『あまみヒギャジマンプロジェクト』のブースを設け、
今までブログで紹介したことや、ティル・ブフォガサなどの展示などをしました。

1日目はあいにくの雨でお客さんもまばらだったんですが・・・、
2日目は多くのかたがたが来場し、ヒギャジマンの展示に足を止めてくださいました。
その際に伺ったお話、また教えていただいた「わんのヒギャジマン」については
またのちほど紹介いたしますね。
老若男女、さまざまなかたとお話することができて
とっても楽しかったです。
ご来場いただいたみなさまありがとうございました!
展示は、絵画・書道・生花・陶芸・写真・デコアートなどなど。
町内の保育所・幼稚園、小中学校、古仁屋高校の作品がズラリ。

瀬戸内町や島を題材にした絵などが多く、
子どものフィルターを通した絵は、本当に魅力的です。






「ミニ加計呂麻芸術展」のコーナー。
第59回全日肖展にて新人賞を受賞した
加計呂麻島 嘉入在住の肖像画家「青木薫」さんの作品が目を引きます。

諸鈍シバヤの「タカキヤマ」を描いた重田さんの作品。
重田さんは三味線教室も開いており、
生徒さんと一緒に舞台発表にも登場していらっしゃいました。

作家さんを紹介する手書きの文章が添えられていてステキ。

俵中学校の生徒に寄る自画像。
上記の青木薫さんが授業で指導して描かれたものだそう。



実際に板付け舟を作っている山畑さんによるミニチュア。
ユホ(櫂)やユトゥリ(水汲み)もついていました。

2日目は、舞台発表。
シマ唄、手話、日舞、詩吟、ピアノ、合唱、大正琴、
八月踊り、琉舞、フラダンス、太鼓、社交ダンス、吹奏楽などなど
バラエティに富んだステージが繰り広げられました。
阿木名のベストフレンド 大正琴からスタート。
「川は流れる」「海その愛」

高丘保育所 ちびっ子によるシマ唄

ヒギャのシマ唄の名手・渡 哲一さんの三味線に合わせて「イトゥ」「豊年節」を。
この年からシマ唄に慣れ親しんでいるのがスゴイ!

古仁屋中学校 生徒会
南中ソーラン節
迫力ある踊りに大きな拍手が!

舞台転換の合間にインタビュー。

重田三味線教室
ミニ加計呂麻芸術展で諸鈍シバヤの絵を出品していた重田さんによる教室。
シマ唄 「上れ立雲節」「ワイド節」

隆柳流 福島教室
日舞 「俵つみ唄」「奄美めおと桜」

歌声サークル 篠川
合唱 「学生時代」「あすという日が」「ふるさと」

高千穂流佳園会
「奄美よさこい」

奄美民謡 武下流瀬戸内同好会
シマ唄 「朝別れ節」「城ながれ節」

童子八月踊り研究会
八月踊り 「餅むれ」「喜界や湾止まり」「あじょそい」「うぼこり」

柳清本流 柳清会・安 美佳琉舞道場
琉舞 「四ツ竹」「谷茶前(たんちゃめー)」


ほこらしゃ会
シマ唄 「朝花節」「よいすら節」「ワイド節」

ジュニアホノホシ太鼓
創作太鼓 「春風編」

トゥルーフレンズ
社交ダンス 「サンバ(サバの女王)」「ブルース&ジルバ(誰かが誰かを愛してる&道化師の恋)」

古仁屋高校・古仁屋中学吹奏楽部
合奏 「町民歌」「島のブルース」「学園天国」

会場には、お茶席もあり、
茶道を習う子どもたちがお茶を点てていました。
カワイイです!

幼稚園生などが待っているみなさんにお茶を運んでいました。

2日目は、晴天にめぐまれ
屋外でのバザーではカレーやぜんざいなどの食べ物販売も
とっても賑わっていました。
展示とステージでは、
これだけのかたがたが多彩な才能を披露しており、
その芸達者ぶり、手先の器用ぶりに感心させられました。
知り合いの作品があったり、ステージ上で見かけて
「えっ! あの人はこんなこともするの!?」とビックリすることもしばしば。
ふだんも豊年祭だけでなく、結婚式、夜の飲み会でも
さまざまな余興をさらっとこなす芸達者なシマッチュのみなさん。
島では多趣味な方も、とても多い!
都会のように刺激はない島の暮らし、
自分たちで何かを見つけ、楽しむかたが多いのでしょうね。
また奄美のシマ唄あり、沖縄の琉舞あり、大和の日舞あり、西洋の社交ダンスあり。
奄美らしく、さまざまな文化が混じり合っていたのも興味深かったです。
新たな発見や出会い、刺激を受けることの多い、
町の文化祭でした。
2012.11.17・18
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
「第37回 瀬戸内町 文化祭」が開催されました。
初日は午後から展示作品が飾られ、
2日目は朝から舞台発表。
瀬戸内町民のみなさんが日頃で練習・学んできた成果を披露する場です。
われわれS.B.I(瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)も
『あまみヒギャジマンプロジェクト』のブースを設け、
今までブログで紹介したことや、ティル・ブフォガサなどの展示などをしました。
1日目はあいにくの雨でお客さんもまばらだったんですが・・・、
2日目は多くのかたがたが来場し、ヒギャジマンの展示に足を止めてくださいました。
その際に伺ったお話、また教えていただいた「わんのヒギャジマン」については
またのちほど紹介いたしますね。
老若男女、さまざまなかたとお話することができて
とっても楽しかったです。
ご来場いただいたみなさまありがとうございました!
展示は、絵画・書道・生花・陶芸・写真・デコアートなどなど。
町内の保育所・幼稚園、小中学校、古仁屋高校の作品がズラリ。
瀬戸内町や島を題材にした絵などが多く、
子どものフィルターを通した絵は、本当に魅力的です。
「ミニ加計呂麻芸術展」のコーナー。
第59回全日肖展にて新人賞を受賞した
加計呂麻島 嘉入在住の肖像画家「青木薫」さんの作品が目を引きます。
諸鈍シバヤの「タカキヤマ」を描いた重田さんの作品。
重田さんは三味線教室も開いており、
生徒さんと一緒に舞台発表にも登場していらっしゃいました。
作家さんを紹介する手書きの文章が添えられていてステキ。
俵中学校の生徒に寄る自画像。
上記の青木薫さんが授業で指導して描かれたものだそう。
実際に板付け舟を作っている山畑さんによるミニチュア。
ユホ(櫂)やユトゥリ(水汲み)もついていました。
2日目は、舞台発表。
シマ唄、手話、日舞、詩吟、ピアノ、合唱、大正琴、
八月踊り、琉舞、フラダンス、太鼓、社交ダンス、吹奏楽などなど
バラエティに富んだステージが繰り広げられました。
阿木名のベストフレンド 大正琴からスタート。
「川は流れる」「海その愛」
高丘保育所 ちびっ子によるシマ唄
ヒギャのシマ唄の名手・渡 哲一さんの三味線に合わせて「イトゥ」「豊年節」を。
この年からシマ唄に慣れ親しんでいるのがスゴイ!
古仁屋中学校 生徒会
南中ソーラン節
迫力ある踊りに大きな拍手が!
舞台転換の合間にインタビュー。
重田三味線教室
ミニ加計呂麻芸術展で諸鈍シバヤの絵を出品していた重田さんによる教室。
シマ唄 「上れ立雲節」「ワイド節」
隆柳流 福島教室
日舞 「俵つみ唄」「奄美めおと桜」
歌声サークル 篠川
合唱 「学生時代」「あすという日が」「ふるさと」
高千穂流佳園会
「奄美よさこい」
奄美民謡 武下流瀬戸内同好会
シマ唄 「朝別れ節」「城ながれ節」
童子八月踊り研究会
八月踊り 「餅むれ」「喜界や湾止まり」「あじょそい」「うぼこり」
柳清本流 柳清会・安 美佳琉舞道場
琉舞 「四ツ竹」「谷茶前(たんちゃめー)」
ほこらしゃ会
シマ唄 「朝花節」「よいすら節」「ワイド節」
ジュニアホノホシ太鼓
創作太鼓 「春風編」
トゥルーフレンズ
社交ダンス 「サンバ(サバの女王)」「ブルース&ジルバ(誰かが誰かを愛してる&道化師の恋)」
古仁屋高校・古仁屋中学吹奏楽部
合奏 「町民歌」「島のブルース」「学園天国」
会場には、お茶席もあり、
茶道を習う子どもたちがお茶を点てていました。
カワイイです!
幼稚園生などが待っているみなさんにお茶を運んでいました。
2日目は、晴天にめぐまれ
屋外でのバザーではカレーやぜんざいなどの食べ物販売も
とっても賑わっていました。
展示とステージでは、
これだけのかたがたが多彩な才能を披露しており、
その芸達者ぶり、手先の器用ぶりに感心させられました。
知り合いの作品があったり、ステージ上で見かけて
「えっ! あの人はこんなこともするの!?」とビックリすることもしばしば。
ふだんも豊年祭だけでなく、結婚式、夜の飲み会でも
さまざまな余興をさらっとこなす芸達者なシマッチュのみなさん。
島では多趣味な方も、とても多い!
都会のように刺激はない島の暮らし、
自分たちで何かを見つけ、楽しむかたが多いのでしょうね。
また奄美のシマ唄あり、沖縄の琉舞あり、大和の日舞あり、西洋の社交ダンスあり。
奄美らしく、さまざまな文化が混じり合っていたのも興味深かったです。
新たな発見や出会い、刺激を受けることの多い、
町の文化祭でした。
2012.11.17・18
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月27日
シンポジウム奄美のイルカ・クジラ2012
「シンポジウム 奄美のイルカ・クジラ 2012」」 ~歴史と今から創造する未来~
が11月3日(土)、瀬戸内町古仁屋で開催されました。
瀬戸内町は、かつて捕鯨基地が久根津集落にあり、
1974年には大島海峡で捕獲されたミナミバンドウイルカが
国内新記録種と確認されたところ。
また2006年から町内のダイビング業者が中心となり
「カケロマホエールプロジェクトX」として、
イルカ・クジラの情報収集・発信をしています。
そんなイルカ・クジラと関わりの深い瀬戸内町で
生態調査・歴史・民俗・観光と多岐にわたってのシンポジウム。
国内各地から著名な研究者のかたがたが参加し、
イルカ・クジラに対して理解を深めるための発表、
今後の観光活用や環境保全につなげるための議論や提言が繰り広げられました。
このようなイルカ・クジラに関するシンポジウムが奄美群島で開催されたのは始めて。
会場となる、せとうち物産館は120人以上のお客さんでいっぱいでした。

プログラム
第1部 <奄美における鯨類の歴史と今>
一人目の発表は、
「 イルカとクジラの生態 」 ~分類と分布~
吉岡 基 氏 ( 三重大学 )

イルカ・クジラの生態や、奄美大島近海での個体識別調査結果の報告、
地域と鯨類との共存を考える上で、
奄美の鯨類の種類や状況など生態についてあらためて把握する必要があるとの発表がありました。
「 先史の奄美の人々と鯨類との関わり 」 ~遺跡から出土する鯨類骨格から探る~
中山 清美 氏 ( 奄美市立奄美博物館 )

遺跡から出土した資料をもとに、シマ(集落)における人々と鯨類・自然との関わり、生業を紹介。
奄美の人々がクジラ漁を行ったのは、比較的新しく中世以降。山と海からの資源を得てきた島の独自性は、
自然の中で育まれた生活文化でシマの景観としてとらえ、大切に敬い、守り、伝え残さないといけないシマの宝であると述べられました。

「奄美の捕鯨史」 ~久根津集落の歴史~
町 健次郎 氏 ( 瀬戸内町立図書館・郷土館 )

奄美大島における人々とクジラの関わりを民俗と歴史の両側面から紹介。
大正時代に瀬戸内町の久根津にあった捕鯨基地について集落と周辺の人々の様子を中心に、奄美の捕鯨について語りました。

特別講演 「日本のミナミバンドウイルカ事始め」
~大島海峡における新記録種としての発見、捕獲、畜養、輸送~
内田 詮三 氏 ( 美ら島研究センター )

内田氏は、沖縄 美ら海(ちゅらうみ)水族館の前館長。
1975年の沖縄国際海洋博マスコットキャラクター、イルカの”オキちゃん”は、
その前年、内田氏らが大島海峡で捕獲したイルカたちで、
国内新記録種のミナミバンドウイルカと確認されました。
内田氏は、貴重なその当時の写真とともに、
ミナミバンドウイルカの捕獲、畜養、ショー訓練、輸送、
死亡原因などについて報告。

ミナミバンドウイルカを捕獲した人員27名のうち、奄美大島の漁師さんが20人が協力したそう。
大島海峡から16頭をヘリコプターで海洋博会場に輸送し、飼育・展示。
なんと、この時に捕獲されたミナミバンドウイルカは、
現在も5頭生存。美ら海水族館で「オキちゃん劇場」の”オキちゃん”として2頭がショーで活躍!
3頭はふれあいコーナーにいるそうです。

「奄美群島のミナミバンドウイルカ」 ~奄美大島周辺海域における出現と個体識別~
船坂 徳子 氏 ( 三重大学 )

三重大学と美ら島研究センターでは、奄美大島周辺に生息するミナミバンドウイルカの分布や移動、生息数を調査するために2007年から生態調査を実施。2012年4月までに与路島周辺、大島海峡、東シナ海では計23群214頭の発見があったと報告。




「奄美大島のザトウクジラ」 ~沖縄近海の識別個体と奄美大島の識別個体の照合~
岡部 晴菜 氏 ( 美ら島研究センター )

1992~2011年に奄美大島周辺海域において撮影された約1500枚の個体識別結果、および沖縄と奄美間の照合結果について報告。


第2部 <地元及び他海域での取り組みと観光との関わり>
「奄美大島における地元の取り組み」
~カケロマホエールプロジェクトXによる2006年-2011年鯨類出現調査結果~
濱地 武之 氏 ( カケロマホエールプロジェクトX代表 )

冬のホエールウォッチング観光実現による地域活性化を目標とし、発足したカケロマホエールプロジェクトX。
プロジェクトの調査結果や取組みなどについて報告。
今後の奄美でのウォッチングの可能性を示唆しました。

その他のスライドは→こちら
ここから、イルカ・クジラを観光活用した先進地として、
東京都の御蔵島と、小笠原についての発表がありました。
「御蔵島のミナミハンドウイルカ」
~エコツーリズムの概念に基づいたドルフィンスイム体制の紹介~
小木 万布 氏 ( 御蔵島観光協会 )

人口300人ほどの御蔵島では、1993年よりイルカウォッチングがスタート。野生のイルカと一緒に泳ぐ、ドルフィンスイムなどで人気・注目を集めている島です。イルカの個体調査などから明らかになった生態や、エコツーリズムに基づいたウォッチングの方法やルール、島内ガイドの取組みなどが紹介されました。



「小笠原のミナミハンドウイルカおよびザトウクジラ」
~鯨類ウォッチングにおける環境保全と観光振興両立のための取組~
森 恭一 氏 ( 帝京科学大学 )

森氏は小笠原ホエールウォッチング協会としての立場と、大学でのクジラ研究をもとに発表。
1988年にホエールウォッチングが始まった先進地である小笠原。ホエール・イルカウォッチングは主要な産業となり観光客も増加。昨年、世界自然遺産に登録され、観光客の急激な増加により新たな観光の局面を迎えているそうです。またホエールウォッチング開始から20年が経過、成熟期に突入し、地道な努力が必要となってきているとのこと。野生動物の観光利用と保全策が両立しているエリアとして、奄美が参考にできる点が数多くある事例を紹介されました。




9名のかたの発表を終え、総合討論へ。
奄美でのウォッチングのありかた、発表についての質疑応答がありました。
コーディネーターは、三重大学の吉岡基氏。

島内でガイドをなさっているかたがたからの質問に、

先進地である御蔵島・小笠原の状況をふまえたアドバイスをいただきました。

最後に、内田詮三氏から総括のお言葉をいただき閉会。

さまざまな角度から奄美のイルカ・クジラに関する貴重な話が聞くことができ、
本当に興味深い内容でした。
カケロマホエールプロジェクトXなどの調査から
瀬戸内町周辺海域でのイルカ・クジラの個体数は増加傾向が見られ、
イルカ・クジラウォッチングは観光産業として成り立つ可能性は高いそう。
もちろんイルカ・クジラを守りながら観光に生かしていくには、
生態調査の継続、人材育成、環境保全のルール設定など
さまざまな課題があるとのこと。
大島海峡を渡る海上タクシーなどで、
イルカをたまーに見かけることがあります。
また旅行でホエールウォッチングの経験もありますが、
あの興奮、迫力と感動は素晴らしい思い出です。
今後もこのようなシンポジウムや取り組みが続き、
瀬戸内町だけでなく、奄美大島全体で
意識が高まり盛り上がっていくといいですね。
* *
11月26日~12月1日、
あまみエフエム ディ!ウェイブの「ナキャワキャ島自慢」で
シンポジウムの様子や、瀬戸内町久根津集落でのインタビューなどが放送されてます。
■ナキャワキャ島自慢 1日2回放送http://dwave.amamin.jp/e294595.html
朝8時~ 「スカンマーワイド!」 / 昼12時~ 「ヒマバンミショシーナ!」内のコーナーです。
あまみエフエムのサイマルラジオ、エフエムせとうちでも同じ時間にお聴きいただけます。
2012.11.3
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
が11月3日(土)、瀬戸内町古仁屋で開催されました。
瀬戸内町は、かつて捕鯨基地が久根津集落にあり、
1974年には大島海峡で捕獲されたミナミバンドウイルカが
国内新記録種と確認されたところ。
また2006年から町内のダイビング業者が中心となり
「カケロマホエールプロジェクトX」として、
イルカ・クジラの情報収集・発信をしています。
そんなイルカ・クジラと関わりの深い瀬戸内町で
生態調査・歴史・民俗・観光と多岐にわたってのシンポジウム。
国内各地から著名な研究者のかたがたが参加し、
イルカ・クジラに対して理解を深めるための発表、
今後の観光活用や環境保全につなげるための議論や提言が繰り広げられました。
このようなイルカ・クジラに関するシンポジウムが奄美群島で開催されたのは始めて。
会場となる、せとうち物産館は120人以上のお客さんでいっぱいでした。
プログラム
第1部 <奄美における鯨類の歴史と今>
一人目の発表は、
「 イルカとクジラの生態 」 ~分類と分布~
吉岡 基 氏 ( 三重大学 )
イルカ・クジラの生態や、奄美大島近海での個体識別調査結果の報告、
地域と鯨類との共存を考える上で、
奄美の鯨類の種類や状況など生態についてあらためて把握する必要があるとの発表がありました。
「 先史の奄美の人々と鯨類との関わり 」 ~遺跡から出土する鯨類骨格から探る~
中山 清美 氏 ( 奄美市立奄美博物館 )
遺跡から出土した資料をもとに、シマ(集落)における人々と鯨類・自然との関わり、生業を紹介。
奄美の人々がクジラ漁を行ったのは、比較的新しく中世以降。山と海からの資源を得てきた島の独自性は、
自然の中で育まれた生活文化でシマの景観としてとらえ、大切に敬い、守り、伝え残さないといけないシマの宝であると述べられました。
「奄美の捕鯨史」 ~久根津集落の歴史~
町 健次郎 氏 ( 瀬戸内町立図書館・郷土館 )
奄美大島における人々とクジラの関わりを民俗と歴史の両側面から紹介。
大正時代に瀬戸内町の久根津にあった捕鯨基地について集落と周辺の人々の様子を中心に、奄美の捕鯨について語りました。
特別講演 「日本のミナミバンドウイルカ事始め」
~大島海峡における新記録種としての発見、捕獲、畜養、輸送~
内田 詮三 氏 ( 美ら島研究センター )
内田氏は、沖縄 美ら海(ちゅらうみ)水族館の前館長。
1975年の沖縄国際海洋博マスコットキャラクター、イルカの”オキちゃん”は、
その前年、内田氏らが大島海峡で捕獲したイルカたちで、
国内新記録種のミナミバンドウイルカと確認されました。
内田氏は、貴重なその当時の写真とともに、
ミナミバンドウイルカの捕獲、畜養、ショー訓練、輸送、
死亡原因などについて報告。
ミナミバンドウイルカを捕獲した人員27名のうち、奄美大島の漁師さんが20人が協力したそう。
大島海峡から16頭をヘリコプターで海洋博会場に輸送し、飼育・展示。
なんと、この時に捕獲されたミナミバンドウイルカは、
現在も5頭生存。美ら海水族館で「オキちゃん劇場」の”オキちゃん”として2頭がショーで活躍!
3頭はふれあいコーナーにいるそうです。
「奄美群島のミナミバンドウイルカ」 ~奄美大島周辺海域における出現と個体識別~
船坂 徳子 氏 ( 三重大学 )
三重大学と美ら島研究センターでは、奄美大島周辺に生息するミナミバンドウイルカの分布や移動、生息数を調査するために2007年から生態調査を実施。2012年4月までに与路島周辺、大島海峡、東シナ海では計23群214頭の発見があったと報告。
「奄美大島のザトウクジラ」 ~沖縄近海の識別個体と奄美大島の識別個体の照合~
岡部 晴菜 氏 ( 美ら島研究センター )
1992~2011年に奄美大島周辺海域において撮影された約1500枚の個体識別結果、および沖縄と奄美間の照合結果について報告。
第2部 <地元及び他海域での取り組みと観光との関わり>
「奄美大島における地元の取り組み」
~カケロマホエールプロジェクトXによる2006年-2011年鯨類出現調査結果~
濱地 武之 氏 ( カケロマホエールプロジェクトX代表 )
冬のホエールウォッチング観光実現による地域活性化を目標とし、発足したカケロマホエールプロジェクトX。
プロジェクトの調査結果や取組みなどについて報告。
今後の奄美でのウォッチングの可能性を示唆しました。
その他のスライドは→こちら
ここから、イルカ・クジラを観光活用した先進地として、
東京都の御蔵島と、小笠原についての発表がありました。
「御蔵島のミナミハンドウイルカ」
~エコツーリズムの概念に基づいたドルフィンスイム体制の紹介~
小木 万布 氏 ( 御蔵島観光協会 )
人口300人ほどの御蔵島では、1993年よりイルカウォッチングがスタート。野生のイルカと一緒に泳ぐ、ドルフィンスイムなどで人気・注目を集めている島です。イルカの個体調査などから明らかになった生態や、エコツーリズムに基づいたウォッチングの方法やルール、島内ガイドの取組みなどが紹介されました。
「小笠原のミナミハンドウイルカおよびザトウクジラ」
~鯨類ウォッチングにおける環境保全と観光振興両立のための取組~
森 恭一 氏 ( 帝京科学大学 )
森氏は小笠原ホエールウォッチング協会としての立場と、大学でのクジラ研究をもとに発表。
1988年にホエールウォッチングが始まった先進地である小笠原。ホエール・イルカウォッチングは主要な産業となり観光客も増加。昨年、世界自然遺産に登録され、観光客の急激な増加により新たな観光の局面を迎えているそうです。またホエールウォッチング開始から20年が経過、成熟期に突入し、地道な努力が必要となってきているとのこと。野生動物の観光利用と保全策が両立しているエリアとして、奄美が参考にできる点が数多くある事例を紹介されました。
9名のかたの発表を終え、総合討論へ。
奄美でのウォッチングのありかた、発表についての質疑応答がありました。
コーディネーターは、三重大学の吉岡基氏。
島内でガイドをなさっているかたがたからの質問に、
先進地である御蔵島・小笠原の状況をふまえたアドバイスをいただきました。
最後に、内田詮三氏から総括のお言葉をいただき閉会。
さまざまな角度から奄美のイルカ・クジラに関する貴重な話が聞くことができ、
本当に興味深い内容でした。
カケロマホエールプロジェクトXなどの調査から
瀬戸内町周辺海域でのイルカ・クジラの個体数は増加傾向が見られ、
イルカ・クジラウォッチングは観光産業として成り立つ可能性は高いそう。
もちろんイルカ・クジラを守りながら観光に生かしていくには、
生態調査の継続、人材育成、環境保全のルール設定など
さまざまな課題があるとのこと。
大島海峡を渡る海上タクシーなどで、
イルカをたまーに見かけることがあります。
また旅行でホエールウォッチングの経験もありますが、
あの興奮、迫力と感動は素晴らしい思い出です。
今後もこのようなシンポジウムや取り組みが続き、
瀬戸内町だけでなく、奄美大島全体で
意識が高まり盛り上がっていくといいですね。
* *
11月26日~12月1日、
あまみエフエム ディ!ウェイブの「ナキャワキャ島自慢」で
シンポジウムの様子や、瀬戸内町久根津集落でのインタビューなどが放送されてます。
■ナキャワキャ島自慢 1日2回放送http://dwave.amamin.jp/e294595.html
朝8時~ 「スカンマーワイド!」 / 昼12時~ 「ヒマバンミショシーナ!」内のコーナーです。
あまみエフエムのサイマルラジオ、エフエムせとうちでも同じ時間にお聴きいただけます。
2012.11.3
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月23日
琉大セミナー「テクスト研究のフロンティア」
11月24日(土)、
琉球大学 国際沖縄研究所主催による
若手研究者のセミナーが開催されます。
そのなかで瀬戸内町にゆかりある作家・島尾敏雄の『死の棘』、
また加計呂麻島 芝出身のロシア文学者昇 曙夢についての発表があります。
昇 曙夢については、
瀬戸内町立図書館・郷土館 学芸員 マチ博士によるものです。
こちらもどなたでも聴講OKとのことですので、
お気軽にどうぞ。
【 テクスト研究のフロンティア 】
~奄美・沖縄文献の発掘と新たな読解を目ざして~
日時 : 11月24日(土) 10:30~17:00
会場 : 奄美文化センター 第二会議室
入場無料(予約不要)

主催: 琉球大学 国際沖縄研究所 http://www.iios.u-ryukyu.ac.jp/
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
琉球大学 国際沖縄研究所主催による
若手研究者のセミナーが開催されます。
そのなかで瀬戸内町にゆかりある作家・島尾敏雄の『死の棘』、
また加計呂麻島 芝出身のロシア文学者昇 曙夢についての発表があります。
昇 曙夢については、
瀬戸内町立図書館・郷土館 学芸員 マチ博士によるものです。
こちらもどなたでも聴講OKとのことですので、
お気軽にどうぞ。
【 テクスト研究のフロンティア 】
~奄美・沖縄文献の発掘と新たな読解を目ざして~
日時 : 11月24日(土) 10:30~17:00
会場 : 奄美文化センター 第二会議室
入場無料(予約不要)
主催: 琉球大学 国際沖縄研究所 http://www.iios.u-ryukyu.ac.jp/
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月22日
本日のラジオ放送情報
われらS.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)
エフエムせとうち の番組 「 せとうち なんでも探検隊 」
11月分 本日放送です!
あまみエフエムでも放送ありますーー!

【 放送内容 】
今月のヒギャジマン のコーナーでは、
・南海日日新聞で「奄美 妖怪考」を連載していた
文 : 町 健次郎 氏
イラスト : 蘇祢 切也 (そね せつや) 氏
のおふたりをゲストにお迎えしました。
奄美・瀬戸内町の妖怪について、
連載の裏話などについてうかがっています。
あるコーナーでは、天の声? 天使の声として、
みなさんおなじみのあの方もちょっぴり登場しますのでお楽しみに~!
放送時間は、
◎ エフエムせとうち
11月22日 (木)
10:10~、14:40~、20:40~
◎ あまみエフエム ディ!ウェイブ
11月22日(木)
14:40~
あまみエフエムは、インターネットサイマルラジオでも
お聴きいただけます。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
エフエムせとうち の番組 「 せとうち なんでも探検隊 」
11月分 本日放送です!
あまみエフエムでも放送ありますーー!

【 放送内容 】
今月のヒギャジマン のコーナーでは、
・南海日日新聞で「奄美 妖怪考」を連載していた
文 : 町 健次郎 氏
イラスト : 蘇祢 切也 (そね せつや) 氏
のおふたりをゲストにお迎えしました。
奄美・瀬戸内町の妖怪について、
連載の裏話などについてうかがっています。
あるコーナーでは、天の声? 天使の声として、
みなさんおなじみのあの方もちょっぴり登場しますのでお楽しみに~!
放送時間は、
◎ エフエムせとうち
11月22日 (木)
10:10~、14:40~、20:40~
◎ あまみエフエム ディ!ウェイブ
11月22日(木)
14:40~
あまみエフエムは、インターネットサイマルラジオでも
お聴きいただけます。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
2012年11月21日
第45回 琉球大学 史学会 奄美大会
11月23日(金)、
琉球大学の奄美研究に関するシンポジウムが、
宇検村で開催されます。
奄美南部の遺跡、ノロ神さまの継承、宇検村の古文書などについての発表などがあり、
一般のかた、誰でも参加OKとのことです。
瀬戸内町からは、
町立図書館・郷土館、わがS.B.Iのカナエ隊長の発表、
マチ博士が全体討議の司会をつとめます!

※こちらをクリックすると、ポスターの拡大版が見られます→琉大史学会ポスター
ヒギャジマンのような分野をお好きな方にとって
面白そうな内容ですよ。
【 第45回 琉球大学 史学会 奄美大会 】
日時 : 11月23日(金) 10:00~17:30
※受付 9:30~ 入場無料、但し資料代500円
場所 : 宇検村生涯学習センター 元気の出る館
シンポジウム統一テーマ 「 奄美研究の地平を拓く 」
【 開会の辞 】
豊見山 和行 (琉球大学 史学会会長)
【 歓迎の挨拶 】
元田 信有 (宇検村長)
【 基調報告 】 10:30~12:00
1.宇検村の古文書について
先田 光演 (えらぶ郷土研究会)
2. 奄美における女性神役の継承方式 ~血筋から家筋への変容~
津波 高志 (琉球大学 名誉教授)
【 個別報告 】 13:00~16:10
1. 奄美大島南部におけるゴホウラ資料 ~表面採集状況及び若干の考察~
鼎 丈太郎 (瀬戸内町立 図書館・郷土館)
2. 基礎史料としての明治12年大島郡竿次帳について
松山 哲則 (徳之島郷土研究会 ・ 一級建築士)
3. 女性神役継承と親族組織 ~奄美大島宇検村の場合~
田中 聡子 (琉球大学 人文社会科学研究科)
4.地域の文化遺産と学校教育
中山 清美 (奄美市立 奄美博物館 館長)
5.近世後期琉球・奄美の災害と小氷期 ~1830年代を中心に~
山田 浩世 (琉球大学 島嶼防災研究センター 特命助教)
6.「奄美遺産活用事業」から見る資料の保全について
久 伸博 (奄美市立 奄美博物館 学芸員)
【 全体討議 】 16:10~17:30
司会 : 弓削政己 (奄美市 文化財保護審議会 会長)
町 健次郎 (瀬戸内町立 図書館・郷土館 学芸員)
パネラー : 先田光演、津波高志、鼎丈太郎、松山哲則、田中聡子、中山清美、山田浩世、久伸博、
【 閉会の辞 】
豊見山 和行 (琉球大学 史学会会長)
* *
この日は、勤労感謝の日で祝日ですねー。
文化の秋。
このような研究者の学会を見られる機会も少ないと思いますので、
興味のあるかた、どうぞお気軽にご参加ください。
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
琉球大学の奄美研究に関するシンポジウムが、
宇検村で開催されます。
奄美南部の遺跡、ノロ神さまの継承、宇検村の古文書などについての発表などがあり、
一般のかた、誰でも参加OKとのことです。
瀬戸内町からは、
町立図書館・郷土館、わがS.B.Iのカナエ隊長の発表、
マチ博士が全体討議の司会をつとめます!
※こちらをクリックすると、ポスターの拡大版が見られます→琉大史学会ポスター
ヒギャジマンのような分野をお好きな方にとって
面白そうな内容ですよ。
【 第45回 琉球大学 史学会 奄美大会 】
日時 : 11月23日(金) 10:00~17:30
※受付 9:30~ 入場無料、但し資料代500円
場所 : 宇検村生涯学習センター 元気の出る館
シンポジウム統一テーマ 「 奄美研究の地平を拓く 」
【 開会の辞 】
豊見山 和行 (琉球大学 史学会会長)
【 歓迎の挨拶 】
元田 信有 (宇検村長)
【 基調報告 】 10:30~12:00
1.宇検村の古文書について
先田 光演 (えらぶ郷土研究会)
2. 奄美における女性神役の継承方式 ~血筋から家筋への変容~
津波 高志 (琉球大学 名誉教授)
【 個別報告 】 13:00~16:10
1. 奄美大島南部におけるゴホウラ資料 ~表面採集状況及び若干の考察~
鼎 丈太郎 (瀬戸内町立 図書館・郷土館)
2. 基礎史料としての明治12年大島郡竿次帳について
松山 哲則 (徳之島郷土研究会 ・ 一級建築士)
3. 女性神役継承と親族組織 ~奄美大島宇検村の場合~
田中 聡子 (琉球大学 人文社会科学研究科)
4.地域の文化遺産と学校教育
中山 清美 (奄美市立 奄美博物館 館長)
5.近世後期琉球・奄美の災害と小氷期 ~1830年代を中心に~
山田 浩世 (琉球大学 島嶼防災研究センター 特命助教)
6.「奄美遺産活用事業」から見る資料の保全について
久 伸博 (奄美市立 奄美博物館 学芸員)
【 全体討議 】 16:10~17:30
司会 : 弓削政己 (奄美市 文化財保護審議会 会長)
町 健次郎 (瀬戸内町立 図書館・郷土館 学芸員)
パネラー : 先田光演、津波高志、鼎丈太郎、松山哲則、田中聡子、中山清美、山田浩世、久伸博、
【 閉会の辞 】
豊見山 和行 (琉球大学 史学会会長)
* *
この日は、勤労感謝の日で祝日ですねー。
文化の秋。
このような研究者の学会を見られる機会も少ないと思いますので、
興味のあるかた、どうぞお気軽にご参加ください。
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月16日
第37回 瀬戸内町文化祭
17日(土)・18日(日)、瀬戸内町文化祭が開催されます。
われらS.B.I (瀬戸内町 文化遺産活用実行委員会)も
「 あまみ ヒギャジマン プロジェクト 」の展示ブースをもうけます!!
あなたもテルやブフォガサを身に着けて写真を撮ってみませんか?
▼テル

【 第37回 瀬戸内町文化祭 】
日程 : 作品展示 11月17日(土) 13:00~19:00 / 18日(日) 8:30~16:10
舞台発表 18日(日) 9:00~16:10
※内容の詳細は、↓ のほうに書いています。
場所 : 瀬戸内町 清水公園 総合体育館
18日のお昼には、バザーでカレーライス・うどん・ぜんざいなどの販売、
フリーマーケットなどもありますよ~。
▼ブフォガサ

◎ あまみ ヒギャジマンプロジェクトの展示
・いままでのヒギャジマン(瀬戸内町の自慢・お宝)を写真や紹介
・テル、ブフォガサなどの展示
・テルづくりの映像紹介
・テルやブフォガサを身に着けての写真撮影もできちゃいます!
・「 教えて! あなたのヒギャジマン」
あなただけの瀬戸内町の自慢・お宝を教えてください。

第37回 瀬戸内町文化祭
【 展示 】 17日 13:00~19:00 / 18日 8:30~16:10
・町内の幼稚園、小・中学校、古仁屋高校
・各団体・個人
・生花、書道、陶芸、絵画、茶道同好会などの作品
注目は、「ミニ加計呂麻 芸術展」。
カケロマ島在住のかたの作品を集めたコーナー。
なかには今年、
第59回全日肖展にて「ギターを調弦する女性」で新人賞を受賞した
加計呂麻島 嘉入在住の肖像画家 青木 薫さんの作品も展示されます。
先日の図書館・郷土館まつりのミニミニアートギャラリーで青木さんの別の作品を展示してましたが、
やはり素晴らしかったです!
【 舞台発表 】 18日 9:00~16:10
シマ唄、古仁屋小学校の金管バンド、手話、詩吟、日舞、
八月踊り、琉舞、フラダンスなど盛りだくさん。
町内の各団体(31団体・500人!)もの人々がステージで日頃の練習の成果を披露します。
18日、舞台発表のプログラムはこちらをごらんください。
* *
17日(土)は、せとうち海の駅で恒例の「朝市」が開催。
いつもの新鮮な地場産野菜や魚介類のほか、
島豚を使ったソーセージの試食会もあるとのこと。
午前中は朝市、そして午後からは清水体育館というのもいいですね。
瀬戸内町民の芸術や文化への多彩な才能を観に
ぜひいらっしゃってください。
「あまみヒギャジマンプロジェクト」コーナーでお待ちしておりますーー!
2012.11.16
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
われらS.B.I (瀬戸内町 文化遺産活用実行委員会)も
「 あまみ ヒギャジマン プロジェクト 」の展示ブースをもうけます!!
あなたもテルやブフォガサを身に着けて写真を撮ってみませんか?
▼テル

【 第37回 瀬戸内町文化祭 】
日程 : 作品展示 11月17日(土) 13:00~19:00 / 18日(日) 8:30~16:10
舞台発表 18日(日) 9:00~16:10
※内容の詳細は、↓ のほうに書いています。
場所 : 瀬戸内町 清水公園 総合体育館
18日のお昼には、バザーでカレーライス・うどん・ぜんざいなどの販売、
フリーマーケットなどもありますよ~。
▼ブフォガサ

◎ あまみ ヒギャジマンプロジェクトの展示
・いままでのヒギャジマン(瀬戸内町の自慢・お宝)を写真や紹介
・テル、ブフォガサなどの展示
・テルづくりの映像紹介
・テルやブフォガサを身に着けての写真撮影もできちゃいます!
・「 教えて! あなたのヒギャジマン」
あなただけの瀬戸内町の自慢・お宝を教えてください。

第37回 瀬戸内町文化祭
【 展示 】 17日 13:00~19:00 / 18日 8:30~16:10
・町内の幼稚園、小・中学校、古仁屋高校
・各団体・個人
・生花、書道、陶芸、絵画、茶道同好会などの作品
注目は、「ミニ加計呂麻 芸術展」。
カケロマ島在住のかたの作品を集めたコーナー。
なかには今年、
第59回全日肖展にて「ギターを調弦する女性」で新人賞を受賞した
加計呂麻島 嘉入在住の肖像画家 青木 薫さんの作品も展示されます。
先日の図書館・郷土館まつりのミニミニアートギャラリーで青木さんの別の作品を展示してましたが、
やはり素晴らしかったです!
【 舞台発表 】 18日 9:00~16:10
シマ唄、古仁屋小学校の金管バンド、手話、詩吟、日舞、
八月踊り、琉舞、フラダンスなど盛りだくさん。
町内の各団体(31団体・500人!)もの人々がステージで日頃の練習の成果を披露します。
18日、舞台発表のプログラムはこちらをごらんください。
* *
17日(土)は、せとうち海の駅で恒例の「朝市」が開催。
いつもの新鮮な地場産野菜や魚介類のほか、
島豚を使ったソーセージの試食会もあるとのこと。
午前中は朝市、そして午後からは清水体育館というのもいいですね。
瀬戸内町民の芸術や文化への多彩な才能を観に
ぜひいらっしゃってください。
「あまみヒギャジマンプロジェクト」コーナーでお待ちしておりますーー!
2012.11.16
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月15日
図書館・郷土館まつり
11月4日(日)、瀬戸内町立 図書館・郷土館で
「 図書館・郷土館まつり 」が開催されました。
内容は、
・秋のおはなし会
・こども縁日大会
・町の芸術家ミニミニアートギャラリー
・ブックリサイクル
など。
当日は、各地でいろいろなイベントがあったにも関わらず、
子どもから大人まで多くのかたでにぎわっていました!
【 秋のおはなし会 】
朝10時から始まった「秋のおはなし会」。
まずは大型絵本『だるまさんシリーズ が、の、と』。

読んでくださったのは、図書館で毎月第4土曜日に「おはなしのじかん」をなさっている
瀬戸内町の読み聞かせの会「プラネット」のかた。
一気に子どもたちを絵本の世界へ引き込んでくださいました。
さすがです!
次は、「オットンガエルのポー海へいく」。
このような紙人形劇をペープサートというのですね。

小学4年生と5年生の女の子ふたりが
「しりとりのだいすきなおうさま」を読んでくれました!
声の大きさやスピードなども、上手でしたよ~。

次は「くまときつね」のパネルシアター。

歌と手踊りなどもまじえながらの楽しいお話。
こどもが夢中の時の集中力はスゴいですね。

白いパネルに、くまやきつねたちがクルクル登場して楽しい!

最後は、ペープサート「三びきのやぎのがらがらどん」。
かなり大きなヤギさんですね〜。

子どもたちがお話に夢中になっていると・・・

ヤギを襲おうとする怪物トロルが入場っっ!!

4人ぐらいが泣いちゃったようです・・。
怖がらせてごめんね。

【 こども縁日大会 】
午後からは視聴覚室が「こども縁日」広場に早変わり!

ゲームの制作をこども探検隊のメンバーが手伝ってくれました。
当日は、それぞれのゲームの店長にも任命。
ねじりハチマキに、名札をつければ気分は店長!

ゲームの説明、お金の受け渡しなど
しっかり仕事してくれてました。

「さぁ、いらっしゃい! いらっしゃ~い!! 大人用のスマートボール楽しいよ~!」。
呼び込みもバッチリ。

呼び込みに釣られて、大人も遊んでくれました。

下にいっぱいお宝が入っている釣りゲーム。

「やったー! 釣ったよ~!!」のポーズ。

時には店長が実演してみせて、お客を呼び込みます。

やっているのは「ロケット投げ」。狙いをさだめて!

小さな子には優しく教えてあげる店長。

人気の射的。

キマってます!

倒せると気持ちいいよね。行列ができていました。

こちらは紙コップにお絵かき。

紙コップにストローで息を吹きかけ、小さなピコちゃんハウスに入れるゲーム。

幅広い年齢が楽しめる輪投げ。とってもカワイイ!



おねえちゃんコントロールいいね。

おっ! 宝探しでいいもの見つかったよ!

【 ミニミニアートギャラリー 】
瀬戸内町在住または出身者による町の芸術家ミニミニアートギャラリー。
こちらは約1週間展示していたので、多くのかたが訪れてました。
繊細なペン画にみなさん驚いてましたよ。

(こちらは、また改めて紹介する予定です)
【 ブックリサイクル 】
保存期限がきれた図書館の雑誌や、
町民の皆さんから寄せられた文庫本など不要となった本のリサイクルコーナー。
面白そうな本はすぐなくなっていました。
もう少し残っていますので、要チェックです。

今回は、こども縁日で
イキイキと楽しむ子どもたちの姿が印象的でした。
昔ながらの遊びでも夢中になるんですね。
そして、お手伝いをしてくれた子どもたちの可能性にも感心させられました。
役割があって任せると、こちらの想像以上にしっかりと仕事をしてくれる。
いろいろな経験をして、豊かな感性を持つ
ヒギャっ子になってほしいと思います。
今月の読み聞かせの会「おはなしのじかん」は、
11/24(土)10:00~ 「おはなしのへや」にて開催。
瀬戸内町立 図書館・郷土館のお知らせなど、
こちらで紹介していますので、ご覧ください。
http://www.amami-setouchi.org/node/719#
今週末は、瀬戸内町文化祭ですね。
文化の秋、楽しみましょう!
2012.11.4
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
「 図書館・郷土館まつり 」が開催されました。
内容は、
・秋のおはなし会
・こども縁日大会
・町の芸術家ミニミニアートギャラリー
・ブックリサイクル
など。
当日は、各地でいろいろなイベントがあったにも関わらず、
子どもから大人まで多くのかたでにぎわっていました!
【 秋のおはなし会 】
朝10時から始まった「秋のおはなし会」。
まずは大型絵本『だるまさんシリーズ が、の、と』。
読んでくださったのは、図書館で毎月第4土曜日に「おはなしのじかん」をなさっている
瀬戸内町の読み聞かせの会「プラネット」のかた。
一気に子どもたちを絵本の世界へ引き込んでくださいました。
さすがです!
次は、「オットンガエルのポー海へいく」。
このような紙人形劇をペープサートというのですね。
小学4年生と5年生の女の子ふたりが
「しりとりのだいすきなおうさま」を読んでくれました!
声の大きさやスピードなども、上手でしたよ~。
次は「くまときつね」のパネルシアター。
歌と手踊りなどもまじえながらの楽しいお話。
こどもが夢中の時の集中力はスゴいですね。
白いパネルに、くまやきつねたちがクルクル登場して楽しい!
最後は、ペープサート「三びきのやぎのがらがらどん」。
かなり大きなヤギさんですね〜。
子どもたちがお話に夢中になっていると・・・
ヤギを襲おうとする怪物トロルが入場っっ!!
4人ぐらいが泣いちゃったようです・・。
怖がらせてごめんね。
【 こども縁日大会 】
午後からは視聴覚室が「こども縁日」広場に早変わり!
ゲームの制作をこども探検隊のメンバーが手伝ってくれました。
当日は、それぞれのゲームの店長にも任命。
ねじりハチマキに、名札をつければ気分は店長!
ゲームの説明、お金の受け渡しなど
しっかり仕事してくれてました。
「さぁ、いらっしゃい! いらっしゃ~い!! 大人用のスマートボール楽しいよ~!」。
呼び込みもバッチリ。
呼び込みに釣られて、大人も遊んでくれました。
下にいっぱいお宝が入っている釣りゲーム。
「やったー! 釣ったよ~!!」のポーズ。
時には店長が実演してみせて、お客を呼び込みます。
やっているのは「ロケット投げ」。狙いをさだめて!
小さな子には優しく教えてあげる店長。
人気の射的。
キマってます!
倒せると気持ちいいよね。行列ができていました。
こちらは紙コップにお絵かき。
紙コップにストローで息を吹きかけ、小さなピコちゃんハウスに入れるゲーム。
幅広い年齢が楽しめる輪投げ。とってもカワイイ!
おねえちゃんコントロールいいね。
おっ! 宝探しでいいもの見つかったよ!
【 ミニミニアートギャラリー 】
瀬戸内町在住または出身者による町の芸術家ミニミニアートギャラリー。
こちらは約1週間展示していたので、多くのかたが訪れてました。
繊細なペン画にみなさん驚いてましたよ。
(こちらは、また改めて紹介する予定です)
【 ブックリサイクル 】
保存期限がきれた図書館の雑誌や、
町民の皆さんから寄せられた文庫本など不要となった本のリサイクルコーナー。
面白そうな本はすぐなくなっていました。
もう少し残っていますので、要チェックです。
今回は、こども縁日で
イキイキと楽しむ子どもたちの姿が印象的でした。
昔ながらの遊びでも夢中になるんですね。
そして、お手伝いをしてくれた子どもたちの可能性にも感心させられました。
役割があって任せると、こちらの想像以上にしっかりと仕事をしてくれる。
いろいろな経験をして、豊かな感性を持つ
ヒギャっ子になってほしいと思います。
今月の読み聞かせの会「おはなしのじかん」は、
11/24(土)10:00~ 「おはなしのへや」にて開催。
瀬戸内町立 図書館・郷土館のお知らせなど、
こちらで紹介していますので、ご覧ください。
http://www.amami-setouchi.org/node/719#
今週末は、瀬戸内町文化祭ですね。
文化の秋、楽しみましょう!
2012.11.4
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月14日
祝! 第10位 奄美新聞記者が選ぶブログBEST10
奄美群島ブロガー応援企画
奄美新聞記者が選ぶ ブログベスト10
10月ランキングの第10位に
「奄美の伝統民具 テル(竹の入れ物)づくり 動画」 が選ばれました。
ありがとうございました!
選ばれた記事「奄美の伝統民具 テル(竹の入れ物)づくり 動画」
http://higyajiman.amamin.jp/e281523.html
奄美新聞さんのブログベスト10 10月ランキングの記事紹介は
http://amaminews.amamin.jp/e289558.html

ブログに掲載した動画は、S.B.I ( 瀬戸内町 文化遺産活用実行委員会 )が
「せとうち映像遺産」として制作したDVD約64分を
ダイジェスト版としてまとめたものです。
元のDVDは、瀬戸内町立図書館で観ることができますので、
お気軽にお立ち寄りください。

「せとうち映像遺産」のDVD撮影・制作は、
瀬戸内町在住のi Landさんが担当。
iLandさんは、「KKBふるさとCM大賞」で瀬戸内町の作品を制作し、
昨年から2年連続で受賞していらっしゃいます。
ダイジェスト版の動画は、S.B.I の現場監督ミズノが制作しました。
このDVDは、11月17・18日に開催の
瀬戸内町文化祭(http://www.amami-setouchi.org/node/1188)において、
S.B.Iのブースで流し、永田さんが作ったテルも展示します。
テルを背負ってみたい方、映像を観たい方、
ぜひお越しください。
このテルづくりの動画は、反響が大きく
奄美の伝統的な民具、手仕事にみなさん興味を持っていらっしゃることが改めてわかりました。
また、ブログランキング10位に選ばれたことで、
さらに多くのかたに奄美のテル作りのことが広がり嬉しく思います。
いつかテルづくりのワークショップなどを開催できればと考えております。
その際は、またこちらのブログでお知らせいたします。
ありがとうございました!
広報 K
2012.11.14
瀬戸内町
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
奄美新聞記者が選ぶ ブログベスト10
10月ランキングの第10位に
「奄美の伝統民具 テル(竹の入れ物)づくり 動画」 が選ばれました。
ありがとうございました!
選ばれた記事「奄美の伝統民具 テル(竹の入れ物)づくり 動画」
http://higyajiman.amamin.jp/e281523.html
奄美新聞さんのブログベスト10 10月ランキングの記事紹介は
http://amaminews.amamin.jp/e289558.html

ブログに掲載した動画は、S.B.I ( 瀬戸内町 文化遺産活用実行委員会 )が
「せとうち映像遺産」として制作したDVD約64分を
ダイジェスト版としてまとめたものです。
元のDVDは、瀬戸内町立図書館で観ることができますので、
お気軽にお立ち寄りください。
「せとうち映像遺産」のDVD撮影・制作は、
瀬戸内町在住のi Landさんが担当。
iLandさんは、「KKBふるさとCM大賞」で瀬戸内町の作品を制作し、
昨年から2年連続で受賞していらっしゃいます。
ダイジェスト版の動画は、S.B.I の現場監督ミズノが制作しました。
このDVDは、11月17・18日に開催の
瀬戸内町文化祭(http://www.amami-setouchi.org/node/1188)において、
S.B.Iのブースで流し、永田さんが作ったテルも展示します。
テルを背負ってみたい方、映像を観たい方、
ぜひお越しください。
このテルづくりの動画は、反響が大きく
奄美の伝統的な民具、手仕事にみなさん興味を持っていらっしゃることが改めてわかりました。
また、ブログランキング10位に選ばれたことで、
さらに多くのかたに奄美のテル作りのことが広がり嬉しく思います。
いつかテルづくりのワークショップなどを開催できればと考えております。
その際は、またこちらのブログでお知らせいたします。
ありがとうございました!
広報 K
2012.11.14
瀬戸内町
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月09日
管鈍 クガツクンチのミキ作り
旧暦の九月九日(クガツクンチ)は、諸鈍シバヤをはじめ、
実久三次郎祭り、各地の権現祭など集落によってさまざまな伝統的行事が行なわれています。
「瀬戸内町誌 民俗編」によると、
旧九月九日はミキを作り、
村の神山や神社にて、火ノ神や健康への祈願をし、
集落よっては、八月踊りの踊り納めが行なわれたりしていたと書いてあります。
さて今回は、瀬戸内町の西側にある、
管鈍(くだどん)集落でミキ作りを記録させていただきました。
旧九月九日(新暦10月23日)の前日の朝8時、
公民館にまず集合です。
男性は区長だけで、主に婦人による作業です。
区長は山からミキのフタにする芭蕉の葉を採られてきてました。
芭蕉(ばしょう)はバナナに近い仲間で、奄美では山のあちこちに生えています。
バナナと同じような実をつけますが、種が多くあまり食べられません。
葉が広く柔軟性があるのでおにぎりの敷物などにも使われたりします。

公民館の中では、ミキ作りが始まっていました。
台所では、ミキに入れるサツマイモの皮を綺麗にむき、おろし金ですり下ろしています。

一方では大きな鍋に、米粉と水を入れて炊いています。

米粉は、古仁屋の製粉屋に米を持って行ってお願いして作ったものです。
炊いている間、婦人の方々が交代で混ぜ続けます。
そうすると、30分ほどで粘り気が出て、
最後は白いカスタードクリームのようになりました。

あとは冷ましてからイモを入れるので、
一旦、芭蕉の葉でふたをして休憩です。

休憩中、集落を散策していると、可愛い犬が。
遠くから尻尾を振って、耳を垂らして遊んで!と訴えてきたので、
ちょっと遊んできました。のどかでいいですねー。

さて午後になり、4時間ほどたって冷めた鍋に、
生のサツマイモのすりおろしたのを混ぜます。
少しずついれ、丁寧に、全体に回るように混ぜていきます。

綺麗に混ざったら、最後はミキ用の壺に入れて完成です。

壺は芭蕉の葉3枚をかぶせ綺麗にふさぎ、準備したワラできっちりと止めます。
ここで隙間があると寝かせてる間に虫が入って大変だとか。

大きい壺は本体でミキの原料を入れ、
小さい壺には鍋に残った僅かなミキを水で薄めて入れました。
壺を開いた時、本体のミキがさらさらになっていない場合、
小さい壺の水で薄めるためのものだそうです。
さて完成したミキを、管鈍集落の山手にある巌島神社に持っていきます。

ミキはそのまま巌島神社で寝かせます。
神前に置き、現在神社を管理している神様(島のお祓いやお祈りをする人)がお祈りして、
仕込みはすべて終了です。

さて翌朝、とうとう 「 ミキ開き 」 です。
まずお祈りしてから、フタである芭蕉の葉を取ります。


壺の中では、ミキができあがっていました!

前日にはクリーム状だったのに、
すでに発酵が進み、米とイモだけですが、
甘みもあり、本当においしくできあがっていました!
発酵のチカラってすごいですね。
外はあいにくの悪天候だったので、
最後にミキを公民館に下ろして、神社までこられない人へ配りすべて終了です。

旧九月九日は、生活の面で見ると、
三月三日、五月五日と並んで
単衣(裏の貼っていない着物)から衣替えする時期でもあったようです(「瀬戸内町誌」より)。
自然の変化を旧暦になぞり、
生活に取り込む昔の人の生活の知恵ですね。
今は基本的に新暦で動いてますが、
昔の人は旧暦と季節のつながりをいろいろと知り、
自然の流れや変化に逆らわずに生活していたんですね。
島では今でも、「まだ~月なのに今年は寒い」と言うと、
「もう旧暦の~月だからね」というふうに、
意識の中では旧暦が残ってらっしゃる方も結構いらっしゃいます。
いろいろと進歩して変わっていきますが、
こういった環境に密着した自然とのつながりや利用は、
変化しながらでも残っていってほしいですね。
現場監督 水野
2012.10.22・23 (旧暦9月8・9日 クガツクンチ)
瀬戸内町 管鈍
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
実久三次郎祭り、各地の権現祭など集落によってさまざまな伝統的行事が行なわれています。
「瀬戸内町誌 民俗編」によると、
旧九月九日はミキを作り、
村の神山や神社にて、火ノ神や健康への祈願をし、
集落よっては、八月踊りの踊り納めが行なわれたりしていたと書いてあります。
さて今回は、瀬戸内町の西側にある、
管鈍(くだどん)集落でミキ作りを記録させていただきました。
旧九月九日(新暦10月23日)の前日の朝8時、
公民館にまず集合です。
男性は区長だけで、主に婦人による作業です。
区長は山からミキのフタにする芭蕉の葉を採られてきてました。
芭蕉(ばしょう)はバナナに近い仲間で、奄美では山のあちこちに生えています。
バナナと同じような実をつけますが、種が多くあまり食べられません。
葉が広く柔軟性があるのでおにぎりの敷物などにも使われたりします。
公民館の中では、ミキ作りが始まっていました。
台所では、ミキに入れるサツマイモの皮を綺麗にむき、おろし金ですり下ろしています。
一方では大きな鍋に、米粉と水を入れて炊いています。
米粉は、古仁屋の製粉屋に米を持って行ってお願いして作ったものです。
炊いている間、婦人の方々が交代で混ぜ続けます。
そうすると、30分ほどで粘り気が出て、
最後は白いカスタードクリームのようになりました。
あとは冷ましてからイモを入れるので、
一旦、芭蕉の葉でふたをして休憩です。
休憩中、集落を散策していると、可愛い犬が。
遠くから尻尾を振って、耳を垂らして遊んで!と訴えてきたので、
ちょっと遊んできました。のどかでいいですねー。
さて午後になり、4時間ほどたって冷めた鍋に、
生のサツマイモのすりおろしたのを混ぜます。
少しずついれ、丁寧に、全体に回るように混ぜていきます。
綺麗に混ざったら、最後はミキ用の壺に入れて完成です。
壺は芭蕉の葉3枚をかぶせ綺麗にふさぎ、準備したワラできっちりと止めます。
ここで隙間があると寝かせてる間に虫が入って大変だとか。
大きい壺は本体でミキの原料を入れ、
小さい壺には鍋に残った僅かなミキを水で薄めて入れました。
壺を開いた時、本体のミキがさらさらになっていない場合、
小さい壺の水で薄めるためのものだそうです。
さて完成したミキを、管鈍集落の山手にある巌島神社に持っていきます。
ミキはそのまま巌島神社で寝かせます。
神前に置き、現在神社を管理している神様(島のお祓いやお祈りをする人)がお祈りして、
仕込みはすべて終了です。
さて翌朝、とうとう 「 ミキ開き 」 です。
まずお祈りしてから、フタである芭蕉の葉を取ります。
壺の中では、ミキができあがっていました!
前日にはクリーム状だったのに、
すでに発酵が進み、米とイモだけですが、
甘みもあり、本当においしくできあがっていました!
発酵のチカラってすごいですね。
外はあいにくの悪天候だったので、
最後にミキを公民館に下ろして、神社までこられない人へ配りすべて終了です。
旧九月九日は、生活の面で見ると、
三月三日、五月五日と並んで
単衣(裏の貼っていない着物)から衣替えする時期でもあったようです(「瀬戸内町誌」より)。
自然の変化を旧暦になぞり、
生活に取り込む昔の人の生活の知恵ですね。
今は基本的に新暦で動いてますが、
昔の人は旧暦と季節のつながりをいろいろと知り、
自然の流れや変化に逆らわずに生活していたんですね。
島では今でも、「まだ~月なのに今年は寒い」と言うと、
「もう旧暦の~月だからね」というふうに、
意識の中では旧暦が残ってらっしゃる方も結構いらっしゃいます。
いろいろと進歩して変わっていきますが、
こういった環境に密着した自然とのつながりや利用は、
変化しながらでも残っていってほしいですね。
現場監督 水野
2012.10.22・23 (旧暦9月8・9日 クガツクンチ)
瀬戸内町 管鈍
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月08日
瀬戸内町 子ども島口・伝統芸能大会
10月27日(土)、
第7回 「 瀬戸内町 子ども島口・伝統芸能大会 」が開催されました。

奄美の学校では、方言を禁止された時代もありましたが
現在では郷土のものを大切にしようと、
伝統芸能や方言を取り入れた授業が行われています。
シマ独特の文化や伝統を学び、
郷土への関心や誇りを持つ心を育てることを目的に開かれるこの大会。
シマグチ(集落の言葉、方言)を使った劇、
三味線やシマ唄、集落の伝統芸能を、
地域の人たちなどから学び子ども達が披露します。
今年からは校区・集落(シマ)の特徴をいかして
のびのびとやってほしいと、
昨年までやっていた表彰などを止めたそうです。
参加した学校は、瀬戸内町内にある15学校(129名)。
久慈小中学校、篠川小中学校、薩川小学校、薩川中学校、
西阿室小学校、俵小学校、俵中学校、伊子茂小中学校、諸鈍小中学校、
秋徳小中学校、池地小中学校、油井小学校、
嘉鉄小学校、阿木名小学校、古仁屋中学校
舞台は、瀬戸内町中央公民館。
こんな多くの観客を前に発表するのは、さぞかし緊張したことでしょうね。

それでは、発表順に紹介していきます。
1) 嘉鉄小学校 18名
シマグチ劇 「 けんむん と こうみにゃ 」
いつも一人ぼっち、いたずら大好きな妖怪ケンムン。
川に住む小さな貝コウミニャたちと出会い、
友だちとなり、優しさを知っていくストーリーを劇にしました。

嘉鉄小学校は、毎年シマ唄、三味線、八月踊りになどに取り組み
地域のかたがたとふれあい伝統文化の継承につとめています。
ケンムン役の男の子、こども探検隊の時はいつも元気いっぱいな姿を見せてくれてますが、
ステージ直前には、とっても真面目に
集落のかた(でしょうか?)と、一緒にセリフの練習をしていました。

2) 篠川小中学校 16名
三味線・シマ唄 「 いとう 」「 一切朝花 」

毎月1回子ども会を中心として、全員でシマ唄・三味線の練習、
学校でも月1回地域のかたに来ていただいて指導もしてもらっているそうです。

豊年祭や、33年続いている高齢者表敬訪問で披露。
伝統の灯りを消すことのないように、
小学生も三味線を少しずつ練習しているそう。

とても安定感のある演奏と唄でした。

3) 伊子茂小中学校 8名
シマグチ劇 「 屁ひり嫁 」
家の中のものや姑さんまで吹き飛ばすほどの強烈な「屁をひる」困った嫁。
この嫁を実家へ送り返そうとした道中、大変な手柄をたて
「この嫁は宝物だ!」と再び幸せに暮らしたお話。

毎年行われる学習発表会では、
地域に伝わる昔話をシマグチ劇を発表。
今年は笑い話で有名な「屁ひり嫁」をちょっとアレンジしたそうです。
カワイイ女の子が、「屁ひり」のポーズ!

4) 西阿室小学校 5名
伝統芸能 「 立神太鼓 」
加計呂麻島の西にある集落、
西阿室の立神に打ち寄せる波の様子を表現した太鼓演奏。

全校児童5名。
1年生1名・2年生2名・4年生2名と、低学年が多かったですが、
力強い演奏です。
ポーズも決まってました!

5) 秋徳小中学校 7名
シマグチ劇 「 自然の冷酷さと人の温かさ 」
昨年11月2日に瀬戸内町を襲い甚大な被害をもたらした豪雨災害。
この秋徳校も、校舎や校庭、体育館が浸水し、
自然の恐ろしさを体験しました。

その日のことを、写真で見せながら、
舞台上での演技とうまくミックスさせて再現。

たいへんな思いをしながら、地域の人たちなどの協力を得て、
さまざまなことを感じ、得難い経験をしました。
感謝の気持ち、伝わってきましたよ。

6) 薩川中学校 8名(含む教員3名)
伝統芸能(棒踊り) 「 実久 棒踊り 」
加計呂麻島の実久集落に伝わる実久棒踊りを披露。
旧暦9月9日の実久三次郎祭りで奉納される伝統的な踊りです。

薩川だけでなく、芝や瀬武、木慈などの豊年祭では、
安来棒踊りなども披露し、さまざまな伝統芸能を学んでいる薩川中学校のみんな。
夏休みから何度も練習を重ねて来たことがわかる、
勇壮で、迫力のある棒踊りでした。

7) 俵中学校 10名
絵本の朗読(シマ唄入り) あまみ民話絵本「ゆむんどぅり と きちきゃ」
奄美民話の会が発行した「あまみ民話絵本シリーズ」の中から、
姉妹のスズメとキツツキのお話。親孝行についての教訓です。

この民話を瀬戸内町の方言で読み、
途中、「行きゅんな加那」「イトー」のシマ唄を挿入し仕上げていました。

板付け舟で大島海峡横断した俵中学校のみんな。集落の高齢者から指導してもらい、練習を重ねたそうです。

8) 池地小中学校 4名
シマグチ劇 「 きつねの卵 」
落ちていた卵を食べようと狙っていたキツネ。
ヒナが産まれると、お母さんと間違えられ、
追いかけられてかえって困ってしまうというお話。
いいツッコミしてます。

毎年、シマグチで劇を練習して、
学習発表会でも地域の方々に楽しんでいただいる池地小中学校。
小学生1人、中学生3人の併設小中学校。
奄美大島本島からさらに離れた請島の学校です。
ウサギ、リス、キツネ、アナグマに扮し、最後には六調も踊りました。

9) 阿木名小学校 7名
伝統芸能(八月踊り) 「 おぼこり 」
阿木名小学校の3年生だけの出演。
阿木名八月踊り保存会の指導で、子ども達だけで唄、チヂン太鼓、踊りに挑戦しました。

運動会で踊った八月踊りで参加したいと子どもたちからのリクエストだそう。
元気いっぱい、もう慣れた様子で、楽しそうに踊っていました。

10) 久慈小中学校 5名
シマグチ劇 「 軍艦ばなし 」
久慈集落の長老たちから聞いた、大げさな話、作り話。
シンプルな構成で話を聴かせます。

真面目そうな話なんですが・・、オチがあって面白い話。
久慈集落では、大げさな話をする人を”軍艦”と呼ぶそうですよ。

出演した子ども達みんなに言えることですが、
礼儀正しく、とても気持ちがいいです。

11) 俵小学校 7名
三味線・シマ唄 「 俵小ユンタ 」「 ちゅっきゃり朝花節 」
「俵っ子トライアスロン大会」でがんばっていた子どもたち。
6年生の三味線に合わせての、今度はシマ唄を聴かせてくれました。

有名な「安里屋(あさとや)ユンタ」のメロディーに合わせて、
俵小学校のために集落の方が作ってくれた「俵小ユンタ」。
豊年祭や学習発表会でもよく歌っているそうです。
トライアスロンの時と同じように、みんな一所懸命。
3ヵ月半ぶりに見た子どもたち、
ちょっと成長した姿に嬉しくなりました。

12) 油井小学校 11名
シマグチ劇 「 油井の豊年祭 」
県の無形民俗文化財に指定されている「油井の豊年踊り」。
集落が誇る伝統芸能を劇化したものです。

まさにミニチュア版! 本当に上手に再現していました。
こうやって小さな頃から親しむことで、
伝統芸能を守っているんですね。感心しました。
ガットドンの動きなんて、大人顔負けでしたよ。

13) 薩川小学校 6名
シマグチ(音楽劇) 「 よいこの数え唄 」
高齢者の方が教えてくれた、集落に残る子どものしつけについての数え唄。
この唄をシマグチに直し、
演技をまじえた劇としました。

「六つとせ 無理を言わずにニコニコと
お使いするのは良い子ども アラおもしろや」(ホントはこれがシマグチになっています)
シマグチは、6年生がおばあちゃんに聞き取りして直したそうです。

神さま役もバッチリ。

木慈の垣おこしやバッケバッケなどでも会ったみんな。
衣装や小物も凝っていて、しぐさもカワイイ!

14) 諸鈍小中学校 12名
シマグチ劇 「 諸鈍においでよ 」
映画「男はつらいよ」で、シリーズ最終作「紅の花」のロケ地となった加計呂麻島の諸鈍。
この映画を見た3人が諸鈍に住む友人の家を訪ねて遊びに。
そこで寅さんの家を訪ねてみると・・・というシマグチ劇です。

遊びに来た3人を案内しながら、諸鈍長浜、石垣、デイゴの花など、
諸鈍を上手に紹介していきます。

映画の内容と諸鈍の風景をうまくストーリーに取り込んでました。
一番左は・・・リリーさん!!

15) 古仁屋中学校 2名
三味線・シマ唄 「 よいすら節 」「 らんかん橋 」
最後は、古仁屋中学校の三味線クラブの2人が登場。
新任式、学習文化発表会、離任式など
さまざまな学校行事で演奏活動を行なっています。
堂々とした唄いっぷり。
次々とシマ唄の唄い手が出てくるのは、こういったクラブ活動も盛んだからこそ。

最後に、昨年までこの大会の審査委員長をしていた渡 哲一さんより講評です。
渡さんは、瀬戸内町を代表するシマ唄の唄者。
渡さんの講評もすべてシマグチでのお話。
移住9年目の私にとっては、かなり高度なシマグチでした。
内容は、ほぼ理解できました(と思います)が、
シマグチそのままを文章で書き起こすことはさすがにできません・・。

奄美にしかない貴重なシマグチは、文字にはしづらいもの。
学校では、なかなか教えられないもので、
地域の人たちが教えてほしい。
そして、子どもたちには
一緒にシマの文化・財産を守っていきましょう、と渡さん。
生まれも育ちも島でも
ふだんは使わないようなシマグチを使い、
演劇やシマ唄、お話を披露してくれた子どもたち。
難しい発音や言い回しなどが多く、練習も大変だったと思います。
これだけさまざまな形で
各学校が発表できるほど瀬戸内町の各シマに伝統や文化があることは
他の地域では見られないこと。
小さなうちからこうやって学び、
そして披露する機会がある。
子どもたちにとっても、
瀬戸内町にとっても大きな宝・財産になっていくことでしょう。
このブログの取材でお世話になった学校、子どもたちも多く参加していて、
まるで身内の子がステージに立っているような気持ちになりました。
子どもたちのがんばり、
ぜひ来年は観にいらっしゃってください。
2012.10.27
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
第7回 「 瀬戸内町 子ども島口・伝統芸能大会 」が開催されました。
奄美の学校では、方言を禁止された時代もありましたが
現在では郷土のものを大切にしようと、
伝統芸能や方言を取り入れた授業が行われています。
シマ独特の文化や伝統を学び、
郷土への関心や誇りを持つ心を育てることを目的に開かれるこの大会。
シマグチ(集落の言葉、方言)を使った劇、
三味線やシマ唄、集落の伝統芸能を、
地域の人たちなどから学び子ども達が披露します。
今年からは校区・集落(シマ)の特徴をいかして
のびのびとやってほしいと、
昨年までやっていた表彰などを止めたそうです。
参加した学校は、瀬戸内町内にある15学校(129名)。
久慈小中学校、篠川小中学校、薩川小学校、薩川中学校、
西阿室小学校、俵小学校、俵中学校、伊子茂小中学校、諸鈍小中学校、
秋徳小中学校、池地小中学校、油井小学校、
嘉鉄小学校、阿木名小学校、古仁屋中学校
舞台は、瀬戸内町中央公民館。
こんな多くの観客を前に発表するのは、さぞかし緊張したことでしょうね。
それでは、発表順に紹介していきます。
1) 嘉鉄小学校 18名
シマグチ劇 「 けんむん と こうみにゃ 」
いつも一人ぼっち、いたずら大好きな妖怪ケンムン。
川に住む小さな貝コウミニャたちと出会い、
友だちとなり、優しさを知っていくストーリーを劇にしました。
嘉鉄小学校は、毎年シマ唄、三味線、八月踊りになどに取り組み
地域のかたがたとふれあい伝統文化の継承につとめています。
ケンムン役の男の子、こども探検隊の時はいつも元気いっぱいな姿を見せてくれてますが、
ステージ直前には、とっても真面目に
集落のかた(でしょうか?)と、一緒にセリフの練習をしていました。
2) 篠川小中学校 16名
三味線・シマ唄 「 いとう 」「 一切朝花 」
毎月1回子ども会を中心として、全員でシマ唄・三味線の練習、
学校でも月1回地域のかたに来ていただいて指導もしてもらっているそうです。
豊年祭や、33年続いている高齢者表敬訪問で披露。
伝統の灯りを消すことのないように、
小学生も三味線を少しずつ練習しているそう。
とても安定感のある演奏と唄でした。
3) 伊子茂小中学校 8名
シマグチ劇 「 屁ひり嫁 」
家の中のものや姑さんまで吹き飛ばすほどの強烈な「屁をひる」困った嫁。
この嫁を実家へ送り返そうとした道中、大変な手柄をたて
「この嫁は宝物だ!」と再び幸せに暮らしたお話。
毎年行われる学習発表会では、
地域に伝わる昔話をシマグチ劇を発表。
今年は笑い話で有名な「屁ひり嫁」をちょっとアレンジしたそうです。
カワイイ女の子が、「屁ひり」のポーズ!
4) 西阿室小学校 5名
伝統芸能 「 立神太鼓 」
加計呂麻島の西にある集落、
西阿室の立神に打ち寄せる波の様子を表現した太鼓演奏。
全校児童5名。
1年生1名・2年生2名・4年生2名と、低学年が多かったですが、
力強い演奏です。
ポーズも決まってました!
5) 秋徳小中学校 7名
シマグチ劇 「 自然の冷酷さと人の温かさ 」
昨年11月2日に瀬戸内町を襲い甚大な被害をもたらした豪雨災害。
この秋徳校も、校舎や校庭、体育館が浸水し、
自然の恐ろしさを体験しました。
その日のことを、写真で見せながら、
舞台上での演技とうまくミックスさせて再現。
たいへんな思いをしながら、地域の人たちなどの協力を得て、
さまざまなことを感じ、得難い経験をしました。
感謝の気持ち、伝わってきましたよ。
6) 薩川中学校 8名(含む教員3名)
伝統芸能(棒踊り) 「 実久 棒踊り 」
加計呂麻島の実久集落に伝わる実久棒踊りを披露。
旧暦9月9日の実久三次郎祭りで奉納される伝統的な踊りです。
薩川だけでなく、芝や瀬武、木慈などの豊年祭では、
安来棒踊りなども披露し、さまざまな伝統芸能を学んでいる薩川中学校のみんな。
夏休みから何度も練習を重ねて来たことがわかる、
勇壮で、迫力のある棒踊りでした。
7) 俵中学校 10名
絵本の朗読(シマ唄入り) あまみ民話絵本「ゆむんどぅり と きちきゃ」
奄美民話の会が発行した「あまみ民話絵本シリーズ」の中から、
姉妹のスズメとキツツキのお話。親孝行についての教訓です。
この民話を瀬戸内町の方言で読み、
途中、「行きゅんな加那」「イトー」のシマ唄を挿入し仕上げていました。
板付け舟で大島海峡横断した俵中学校のみんな。集落の高齢者から指導してもらい、練習を重ねたそうです。
8) 池地小中学校 4名
シマグチ劇 「 きつねの卵 」
落ちていた卵を食べようと狙っていたキツネ。
ヒナが産まれると、お母さんと間違えられ、
追いかけられてかえって困ってしまうというお話。
いいツッコミしてます。
毎年、シマグチで劇を練習して、
学習発表会でも地域の方々に楽しんでいただいる池地小中学校。
小学生1人、中学生3人の併設小中学校。
奄美大島本島からさらに離れた請島の学校です。
ウサギ、リス、キツネ、アナグマに扮し、最後には六調も踊りました。
9) 阿木名小学校 7名
伝統芸能(八月踊り) 「 おぼこり 」
阿木名小学校の3年生だけの出演。
阿木名八月踊り保存会の指導で、子ども達だけで唄、チヂン太鼓、踊りに挑戦しました。
運動会で踊った八月踊りで参加したいと子どもたちからのリクエストだそう。
元気いっぱい、もう慣れた様子で、楽しそうに踊っていました。
10) 久慈小中学校 5名
シマグチ劇 「 軍艦ばなし 」
久慈集落の長老たちから聞いた、大げさな話、作り話。
シンプルな構成で話を聴かせます。
真面目そうな話なんですが・・、オチがあって面白い話。
久慈集落では、大げさな話をする人を”軍艦”と呼ぶそうですよ。
出演した子ども達みんなに言えることですが、
礼儀正しく、とても気持ちがいいです。
11) 俵小学校 7名
三味線・シマ唄 「 俵小ユンタ 」「 ちゅっきゃり朝花節 」
「俵っ子トライアスロン大会」でがんばっていた子どもたち。
6年生の三味線に合わせての、今度はシマ唄を聴かせてくれました。
有名な「安里屋(あさとや)ユンタ」のメロディーに合わせて、
俵小学校のために集落の方が作ってくれた「俵小ユンタ」。
豊年祭や学習発表会でもよく歌っているそうです。
トライアスロンの時と同じように、みんな一所懸命。
3ヵ月半ぶりに見た子どもたち、
ちょっと成長した姿に嬉しくなりました。
12) 油井小学校 11名
シマグチ劇 「 油井の豊年祭 」
県の無形民俗文化財に指定されている「油井の豊年踊り」。
集落が誇る伝統芸能を劇化したものです。
まさにミニチュア版! 本当に上手に再現していました。
こうやって小さな頃から親しむことで、
伝統芸能を守っているんですね。感心しました。
ガットドンの動きなんて、大人顔負けでしたよ。
13) 薩川小学校 6名
シマグチ(音楽劇) 「 よいこの数え唄 」
高齢者の方が教えてくれた、集落に残る子どものしつけについての数え唄。
この唄をシマグチに直し、
演技をまじえた劇としました。
「六つとせ 無理を言わずにニコニコと
お使いするのは良い子ども アラおもしろや」(ホントはこれがシマグチになっています)
シマグチは、6年生がおばあちゃんに聞き取りして直したそうです。
神さま役もバッチリ。
木慈の垣おこしやバッケバッケなどでも会ったみんな。
衣装や小物も凝っていて、しぐさもカワイイ!
14) 諸鈍小中学校 12名
シマグチ劇 「 諸鈍においでよ 」
映画「男はつらいよ」で、シリーズ最終作「紅の花」のロケ地となった加計呂麻島の諸鈍。
この映画を見た3人が諸鈍に住む友人の家を訪ねて遊びに。
そこで寅さんの家を訪ねてみると・・・というシマグチ劇です。
遊びに来た3人を案内しながら、諸鈍長浜、石垣、デイゴの花など、
諸鈍を上手に紹介していきます。
映画の内容と諸鈍の風景をうまくストーリーに取り込んでました。
一番左は・・・リリーさん!!
15) 古仁屋中学校 2名
三味線・シマ唄 「 よいすら節 」「 らんかん橋 」
最後は、古仁屋中学校の三味線クラブの2人が登場。
新任式、学習文化発表会、離任式など
さまざまな学校行事で演奏活動を行なっています。
堂々とした唄いっぷり。
次々とシマ唄の唄い手が出てくるのは、こういったクラブ活動も盛んだからこそ。
最後に、昨年までこの大会の審査委員長をしていた渡 哲一さんより講評です。
渡さんは、瀬戸内町を代表するシマ唄の唄者。
渡さんの講評もすべてシマグチでのお話。
移住9年目の私にとっては、かなり高度なシマグチでした。
内容は、ほぼ理解できました(と思います)が、
シマグチそのままを文章で書き起こすことはさすがにできません・・。
奄美にしかない貴重なシマグチは、文字にはしづらいもの。
学校では、なかなか教えられないもので、
地域の人たちが教えてほしい。
そして、子どもたちには
一緒にシマの文化・財産を守っていきましょう、と渡さん。
生まれも育ちも島でも
ふだんは使わないようなシマグチを使い、
演劇やシマ唄、お話を披露してくれた子どもたち。
難しい発音や言い回しなどが多く、練習も大変だったと思います。
これだけさまざまな形で
各学校が発表できるほど瀬戸内町の各シマに伝統や文化があることは
他の地域では見られないこと。
小さなうちからこうやって学び、
そして披露する機会がある。
子どもたちにとっても、
瀬戸内町にとっても大きな宝・財産になっていくことでしょう。
このブログの取材でお世話になった学校、子どもたちも多く参加していて、
まるで身内の子がステージに立っているような気持ちになりました。
子どもたちのがんばり、
ぜひ来年は観にいらっしゃってください。
2012.10.27
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月07日
古仁屋豊年祭・敬老会
10月28日(日)、瀬戸内町のせとうち海の駅横・緑地公園で
「古仁屋豊年祭ならびに敬老会」が開催されました。
当日は、同時に海の駅で「クロマグロのまち! 瀬戸内町 第1回 食の祭典」が開催されたのもあり、
周辺は大変な賑わいとなっていましたね!
さて、古仁屋の豊年祭・敬老会は、
古仁屋青年団によって運営されています。
古仁屋青年団は、その年に25歳になる男女が中心となり、毎年メンバーが入れ替わる団体です。
青年団は毎年、祭りに向けて、
OBやOGの協力のもと一年をかけて準備していきます。
当日は、司会にOB、踊りにはOGも参加されていました。先輩から後輩へ、代々引き継がれていますね。
最初は、力士による振り出しからです。
団長がホラガイを吹きながら、力士が土俵入りして、中央の盛ってある砂を広げます。
広げた後はしっかりと地を踏みこみながら、こぶしを突き上げていました。



振り出しが終わると豊年祭の始まりです。
開会式の挨拶がひと通り終わると、力飯が入って来ました。

力飯は竹製のカゴに入れられ、ハイビスカスで飾られています。
これまで幾つかの豊年祭を見てきましたが、
力飯をハイビスカスで飾る所が多いようですね。
力飯が配られると、女性陣による踊りがいくつもおこなわれ、
踊りの最後には力士も混ざって、六調で締められました。





余興などが終わると、
小学生相撲、赤ちゃんの土俵入り、青年団相撲甚句、
一般の相撲と相撲関係が続きました。



古仁屋の青年団による相撲甚句も見もので、
10分近く土俵の中を回りながら歌い続けます。
夕方には無事すべての行事が終わり、
最後に浴衣の子供たちと一緒に八月踊りで締められました。




多少雨がぱらつくこともありましたが、
無事すべての行事が終わったのでよかったですね。
私は島外(石川県)出身ですが、
10年前にたまたま同じ年の友人(島では同窓という)に誘われ、古仁屋青年団に入り手伝いました。
相撲や踊り、島の飲みなど初めての事ばかりで楽しんだのを覚えています。
また準備などを通して、同窓の友人が一気に増えました。
そのおかげで今でも同窓チームで舟漕ぎをしたり飲んだりしています。
こういった地域行事から横のつながりが生まれ、生活に広がりができるのっていいですよ!
今後も若い人の手で、無くなることなく継続していければいいですね。
現場監督 水野
2012.10.28
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
「古仁屋豊年祭ならびに敬老会」が開催されました。
当日は、同時に海の駅で「クロマグロのまち! 瀬戸内町 第1回 食の祭典」が開催されたのもあり、
周辺は大変な賑わいとなっていましたね!
さて、古仁屋の豊年祭・敬老会は、
古仁屋青年団によって運営されています。
古仁屋青年団は、その年に25歳になる男女が中心となり、毎年メンバーが入れ替わる団体です。
青年団は毎年、祭りに向けて、
OBやOGの協力のもと一年をかけて準備していきます。
当日は、司会にOB、踊りにはOGも参加されていました。先輩から後輩へ、代々引き継がれていますね。
最初は、力士による振り出しからです。
団長がホラガイを吹きながら、力士が土俵入りして、中央の盛ってある砂を広げます。
広げた後はしっかりと地を踏みこみながら、こぶしを突き上げていました。
振り出しが終わると豊年祭の始まりです。
開会式の挨拶がひと通り終わると、力飯が入って来ました。
力飯は竹製のカゴに入れられ、ハイビスカスで飾られています。
これまで幾つかの豊年祭を見てきましたが、
力飯をハイビスカスで飾る所が多いようですね。
力飯が配られると、女性陣による踊りがいくつもおこなわれ、
踊りの最後には力士も混ざって、六調で締められました。
余興などが終わると、
小学生相撲、赤ちゃんの土俵入り、青年団相撲甚句、
一般の相撲と相撲関係が続きました。
古仁屋の青年団による相撲甚句も見もので、
10分近く土俵の中を回りながら歌い続けます。
夕方には無事すべての行事が終わり、
最後に浴衣の子供たちと一緒に八月踊りで締められました。
多少雨がぱらつくこともありましたが、
無事すべての行事が終わったのでよかったですね。
私は島外(石川県)出身ですが、
10年前にたまたま同じ年の友人(島では同窓という)に誘われ、古仁屋青年団に入り手伝いました。
相撲や踊り、島の飲みなど初めての事ばかりで楽しんだのを覚えています。
また準備などを通して、同窓の友人が一気に増えました。
そのおかげで今でも同窓チームで舟漕ぎをしたり飲んだりしています。
こういった地域行事から横のつながりが生まれ、生活に広がりができるのっていいですよ!
今後も若い人の手で、無くなることなく継続していければいいですね。
現場監督 水野
2012.10.28
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月04日
大盛況! 図書館・郷土館まつり
4日(日)に開催された
瀬戸内町立「図書館・郷土館まつり」は、たくさんの人でにぎわいました!!
「縁日大会」は、こども店長大活躍!

カラフルなゲームがいっぱい!

「秋のお話会」では、このあとサプライズも!

町の芸術家 「ミニミニアートギャラリー」
※こちらは4日から約1週間展示していますので、ぜひお立ち寄りください(月曜休館です)。

などなど、楽しい一日になりました。
詳しくは、またご紹介しますね。
遊びに来てくださったみなさま、
ありがとうございました!
2012.11.4
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
瀬戸内町立「図書館・郷土館まつり」は、たくさんの人でにぎわいました!!
「縁日大会」は、こども店長大活躍!
カラフルなゲームがいっぱい!
「秋のお話会」では、このあとサプライズも!
町の芸術家 「ミニミニアートギャラリー」
※こちらは4日から約1週間展示していますので、ぜひお立ち寄りください(月曜休館です)。
などなど、楽しい一日になりました。
詳しくは、またご紹介しますね。
遊びに来てくださったみなさま、
ありがとうございました!
2012.11.4
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月02日
11/4図書館・郷土館まつり
11月4日(日) 瀬戸内町立 図書館・郷土館で
「 図書館・郷土館まつり 」が開催されます。
読み聞かせおはなし会
こども縁日
ブックリサイクル
町の芸術家によるミニミニアートギャラリーなど。
ぜひ、いらっしゃってください!
縁日のゲーム作りこども探検隊のメンバーが手伝ってくれました。

▲時間は、午後1時30分からですね。
とき : 11月4日(日)
ばしょ: 瀬戸内町立 図書館・郷土館
【 プログラム 】
10:00~11:00
< 秋のおはなし会 >
2階 視聴覚室
1時間の拡大版おはなし会
・「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」シリーズ 大型絵本
・「オットンガエルのポー海へ行く」 ペープサート
・「しりとりのだいすきなおうさま」 大型絵本
・「くまときつね」 パネルシアター
・「ジジはぼうしなくした」 読み聞かせ
・「三びきのやぎのがらがらどん」 ペープサート
などの予定
13:30~15:30
< こども縁日大会 >
2階 視聴覚室
・スマートボール、輪投げ、射的、釣りゲームなどなど


【 展示 】
< ブックリサイクル >
1階玄関ホール
保存期限がきれた図書館の雑誌や、
町民の皆さんから寄せられた文庫本などの不要となった本をお譲りします。
< 町の芸術家展 ミニミニアートギャラリー >
2階ホール
(※4日より約1週間展示)
瀬戸内町在住、または出身者よるアートギャラリー。
▼作品搬入作業中

出品する作家さんたちをご紹介します(五十音順・敬称略)。
■ 青木 薫 / あおき かおる ■
油絵
1977年新潟県生まれ、
瀬戸内町 加計呂麻島・嘉入在住。
多摩美術大学油画科卒業。
グラフィックデザイナー、神奈川県の特別支援学校にて教諭として勤務後、
今年、加計呂麻島へ移住。
「イペルイペ油画製作所」として肖像画の受注制作を始める。
http://iperuipe.jp/
■ 碇山 哲也 / いかりやま てつや ■
油絵
1953年瀬戸内町古仁屋生まれ、在住。
瀬戸内町立図書館郷土館館長。
小学校5年生の時に描いた
バナナの絵の葉の部分を褒められ絵が好きになる。
■ 伊藤 暢浩 / いとう のぶひろ ■
ペン画
1955年瀬戸内町古仁屋出身、東京在住。
有名マンガ家の背景専門アシスタント。
数年前より、瀬戸内町の古い写真をマンガに立ち上げ、
「懐かしの奄美」と題してカレンダー製作。
妹さんの経営する古仁屋の雑貨店「マルシェ」で販売中。
■ 榊原 希望 / さかきばら のぞみ ■
立体・油彩画
1990年瀬戸内町生まれ、
筑波大学芸術専門学群在学中。
大島高校卒で、その頃のものを今回は展示。
県高等学校美術展 入選(高1)、南日本放送賞(高2)、秀作賞(高3)、
奄美を描く美術展入選、
奄美ITCG作品大賞 優秀賞など受賞。
■ 佐藤 暢晃 / さとう のぶあき ■
千葉県出身、
瀬戸内町 加計呂麻島・渡連在住。
武蔵野美術短期大学卒業。
スペイン旅行後、沖縄のガラス工房で働く。
2009年、加計呂麻島へ移住。
渡連にてパン工房「楽流(らくる)」開業。
パンを焼きながら、絵の制作の日々。
http://rakurunrun.web.fc2.com/art.html
■ 積原 義仁 / せきはら よしひと ■
水彩画
1943年瀬戸内町 加計呂麻島・木慈生まれ、在住。
25歳ごろから独学で絵を描き、
画材はボールペン、水彩絵の具、蛍光ペン。
■ chiaki / ちあき ■
油絵
瀬戸内町 加計呂麻島出身、古仁屋在住。
「諸鈍長浜」などの長浜シリーズ、
奄美の「冬の海」を描く。
■ 豊 聡 / ゆたか さとし ■
水彩画
1953年旧名瀬市生まれ、瀬戸内町伊須在住。
2000年レナウン退社後、2007年奄美へ帰郷。
2010年瀬戸内町伊須に移住。
京都水彩画会員奨励賞、
日本水彩画展入選。
■ 匿名希望 ■
水彩画
古仁屋高校3年生
瀬戸内町にも豊かな才能を持った芸術家がいっぱいいらっしゃるんですよねー。
今回は、その一部のかたですが、
なかなか一度に見られることはないと思います。
作品は4日から約1週間展示。
ぜひお越しください。
4日の午後からは、こども縁日。
輪投げ、射的、釣りゲームなど
スマートボールは、職員の力作です。














11月4日(日)、瀬戸内町立 図書館・郷土館でお待ちしておりまーす!
〈 お問合せ 〉
瀬戸内町立図書館・郷土館
電話 0997-72-3799

S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
「 図書館・郷土館まつり 」が開催されます。
読み聞かせおはなし会
こども縁日
ブックリサイクル
町の芸術家によるミニミニアートギャラリーなど。
ぜひ、いらっしゃってください!
縁日のゲーム作りこども探検隊のメンバーが手伝ってくれました。

▲時間は、午後1時30分からですね。
とき : 11月4日(日)
ばしょ: 瀬戸内町立 図書館・郷土館
【 プログラム 】
10:00~11:00
< 秋のおはなし会 >
2階 視聴覚室
1時間の拡大版おはなし会
・「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」シリーズ 大型絵本
・「オットンガエルのポー海へ行く」 ペープサート
・「しりとりのだいすきなおうさま」 大型絵本
・「くまときつね」 パネルシアター
・「ジジはぼうしなくした」 読み聞かせ
・「三びきのやぎのがらがらどん」 ペープサート
などの予定
13:30~15:30
< こども縁日大会 >
2階 視聴覚室
・スマートボール、輪投げ、射的、釣りゲームなどなど

【 展示 】
< ブックリサイクル >
1階玄関ホール
保存期限がきれた図書館の雑誌や、
町民の皆さんから寄せられた文庫本などの不要となった本をお譲りします。
< 町の芸術家展 ミニミニアートギャラリー >
2階ホール
(※4日より約1週間展示)
瀬戸内町在住、または出身者よるアートギャラリー。
▼作品搬入作業中

出品する作家さんたちをご紹介します(五十音順・敬称略)。
■ 青木 薫 / あおき かおる ■
油絵
1977年新潟県生まれ、
瀬戸内町 加計呂麻島・嘉入在住。
多摩美術大学油画科卒業。
グラフィックデザイナー、神奈川県の特別支援学校にて教諭として勤務後、
今年、加計呂麻島へ移住。
「イペルイペ油画製作所」として肖像画の受注制作を始める。
http://iperuipe.jp/
■ 碇山 哲也 / いかりやま てつや ■
油絵
1953年瀬戸内町古仁屋生まれ、在住。
瀬戸内町立図書館郷土館館長。
小学校5年生の時に描いた
バナナの絵の葉の部分を褒められ絵が好きになる。
■ 伊藤 暢浩 / いとう のぶひろ ■
ペン画
1955年瀬戸内町古仁屋出身、東京在住。
有名マンガ家の背景専門アシスタント。
数年前より、瀬戸内町の古い写真をマンガに立ち上げ、
「懐かしの奄美」と題してカレンダー製作。
妹さんの経営する古仁屋の雑貨店「マルシェ」で販売中。
■ 榊原 希望 / さかきばら のぞみ ■
立体・油彩画
1990年瀬戸内町生まれ、
筑波大学芸術専門学群在学中。
大島高校卒で、その頃のものを今回は展示。
県高等学校美術展 入選(高1)、南日本放送賞(高2)、秀作賞(高3)、
奄美を描く美術展入選、
奄美ITCG作品大賞 優秀賞など受賞。
■ 佐藤 暢晃 / さとう のぶあき ■
千葉県出身、
瀬戸内町 加計呂麻島・渡連在住。
武蔵野美術短期大学卒業。
スペイン旅行後、沖縄のガラス工房で働く。
2009年、加計呂麻島へ移住。
渡連にてパン工房「楽流(らくる)」開業。
パンを焼きながら、絵の制作の日々。
http://rakurunrun.web.fc2.com/art.html
■ 積原 義仁 / せきはら よしひと ■
水彩画
1943年瀬戸内町 加計呂麻島・木慈生まれ、在住。
25歳ごろから独学で絵を描き、
画材はボールペン、水彩絵の具、蛍光ペン。
■ chiaki / ちあき ■
油絵
瀬戸内町 加計呂麻島出身、古仁屋在住。
「諸鈍長浜」などの長浜シリーズ、
奄美の「冬の海」を描く。
■ 豊 聡 / ゆたか さとし ■
水彩画
1953年旧名瀬市生まれ、瀬戸内町伊須在住。
2000年レナウン退社後、2007年奄美へ帰郷。
2010年瀬戸内町伊須に移住。
京都水彩画会員奨励賞、
日本水彩画展入選。
■ 匿名希望 ■
水彩画
古仁屋高校3年生
瀬戸内町にも豊かな才能を持った芸術家がいっぱいいらっしゃるんですよねー。
今回は、その一部のかたですが、
なかなか一度に見られることはないと思います。
作品は4日から約1週間展示。
ぜひお越しください。
4日の午後からは、こども縁日。
輪投げ、射的、釣りゲームなど
スマートボールは、職員の力作です。











11月4日(日)、瀬戸内町立 図書館・郷土館でお待ちしておりまーす!
〈 お問合せ 〉
瀬戸内町立図書館・郷土館
電話 0997-72-3799
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
2012年11月01日
シンポジウム「奄美のイルカ・クジラ2012」
イルカ・クジラが好きなかた!
11月3日(土)瀬戸内町で、
シンポジウム 「 奄美のイルカ・クジラ2012 」
~歴史と今から創造する未来~
が開催されます。
* *
【ラジオ出演のお知らせ】
※このPRで実行委員会の興 克樹さんなどが
あまみエフエムのゆぶぃニングアワー内のコーナー「夕方フレンド」にゲストとして、
本日11月1日(木) 18:20~頃から出演します!
今回のシンポジウムについて紹介するそうなので、ぜひお聴きください。
インターネットサイマルラジオでも聴けますよ~。
* *
毎年、多くのイルカやクジラが来遊している奄美大島。
私は、先月、加計呂麻島の芝へ行く途中、
海上タクシーに乗っているとイルカを見かけて大興奮したばかりです。
そんな瀬戸内町の大島海峡では、
1974年に国内新記録種としてミナミバンドウイルカが発見され、
久根津(くねつ)集落には捕鯨施設もありました。
また現在、瀬戸内町内の海関係のガイドさんが中心となり、
加計呂麻島周辺で目撃されるクジラやイルカの情報をブログで発信中です。
「カケロマ ホエールプロジェクトX」
http://whalewatch.exblog.jp/
イルカ・クジラとの関わりが深い瀬戸内町での
大規模なシンポジウムです。
ぜひ、おこしください。

シンポジウム「奄美のイルカ・クジラ2012」
~歴史と今から想像する未来~
日時 : 11月3日(土) 15:00~19:00
場所 : 瀬戸内町 せとうち物産館2階ホール (町役場、中央公民館近く)
【 シンポジウムプログラム 】
15:00-15:05
趣旨説明/司会進行 興克樹(奄美海洋生物研究会/実行委員長)
15:05-15:10
開会挨拶 房克臣(瀬戸内町長/実行委員会顧問)
< 奄美における鯨類の歴史と今 >
15:10-15:25
1.イルカとクジラの生態 〜分類と分布〜
吉岡基(三重大学)
15:25-15:40
2.先史の奄美の人々と鯨類との関わり 〜遺跡から出土する鯨類骨格から探る〜
中山清美(奄美博物館)
15:40-15:55
3.奄美の捕鯨史 〜久根津集落の歴史〜
町健次郎(瀬戸内町立図書館・郷土館)
15:55-16:35
4.日本のミナミバンドウイルカ事始め
〜大島海峡における新記録種としての発見、捕獲、畜養、輸送〜
内田詮三(美ら島研究センター)
16:35-16:50
5.奄美群島のミナミバンドウイルカ
〜奄美大島周辺海域における出現と個体識別〜
船坂徳子(三重大学)
16:50-17:05
6.奄美大島のザトウクジラ
〜沖縄近海の識別個体と奄美大島の識別個体の照合〜
岡部晴菜(美ら島研究センター)
17:05-17:15 休憩
< 地元及び他海域での取り組みと観光との係わり >
17:15-17:30
7.奄美大島における地元の取り組み
〜カケロマホエールプロジェクトXによる2006年-2011年鯨類出現調査結果〜
濱地武之(加計呂麻島 カケロマホエールプロジェクトX)
17:30-18:00
8.御蔵島のミナミハンドウイルカ
〜エコツーリズムの概念に基づいたドルフィンスイム体制の紹介〜
小木万布(御蔵島観光協会)
18:00-18:30
9.小笠原のミナミハンドウイルカおよびザトウクジラ
〜鯨類ウォッチングにおける環境保全と観光振興両立のための取組〜
森恭一(帝京科学大学)
18:30-18:55
10.総合討論
コーディネーター:吉岡基(三重大学)
奄美でのウォッチングのあり方について(よりよく行うには、
どのようにしたらいいのか、体制やルール設定。
どうしたらイルカと泳げるの?といった疑問等)・その他発表内容についての質疑応答
18:55 総括 閉会挨拶 内田詮三(美ら島研究センター)
19:30-21:30
懇親会 シーフードレストランせとうち海の駅(予定)
要事前申込み 会費3,000円
○お問い合わせ・懇親会参加申し込み:
奄美海洋生物研究会 担当:興(おき)さん
携帯090−8914−9801
こちらのブログもチェック!
「 奄美大島 撮影☆日記 」 http://amami.exblog.jp/16509800/
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
11月3日(土)瀬戸内町で、
シンポジウム 「 奄美のイルカ・クジラ2012 」
~歴史と今から創造する未来~
が開催されます。
* *
【ラジオ出演のお知らせ】
※このPRで実行委員会の興 克樹さんなどが
あまみエフエムのゆぶぃニングアワー内のコーナー「夕方フレンド」にゲストとして、
本日11月1日(木) 18:20~頃から出演します!
今回のシンポジウムについて紹介するそうなので、ぜひお聴きください。
インターネットサイマルラジオでも聴けますよ~。
* *
毎年、多くのイルカやクジラが来遊している奄美大島。
私は、先月、加計呂麻島の芝へ行く途中、
海上タクシーに乗っているとイルカを見かけて大興奮したばかりです。
そんな瀬戸内町の大島海峡では、
1974年に国内新記録種としてミナミバンドウイルカが発見され、
久根津(くねつ)集落には捕鯨施設もありました。
また現在、瀬戸内町内の海関係のガイドさんが中心となり、
加計呂麻島周辺で目撃されるクジラやイルカの情報をブログで発信中です。
「カケロマ ホエールプロジェクトX」
http://whalewatch.exblog.jp/
イルカ・クジラとの関わりが深い瀬戸内町での
大規模なシンポジウムです。
ぜひ、おこしください。

シンポジウム「奄美のイルカ・クジラ2012」
~歴史と今から想像する未来~
日時 : 11月3日(土) 15:00~19:00
場所 : 瀬戸内町 せとうち物産館2階ホール (町役場、中央公民館近く)
【 シンポジウムプログラム 】
15:00-15:05
趣旨説明/司会進行 興克樹(奄美海洋生物研究会/実行委員長)
15:05-15:10
開会挨拶 房克臣(瀬戸内町長/実行委員会顧問)
< 奄美における鯨類の歴史と今 >
15:10-15:25
1.イルカとクジラの生態 〜分類と分布〜
吉岡基(三重大学)
15:25-15:40
2.先史の奄美の人々と鯨類との関わり 〜遺跡から出土する鯨類骨格から探る〜
中山清美(奄美博物館)
15:40-15:55
3.奄美の捕鯨史 〜久根津集落の歴史〜
町健次郎(瀬戸内町立図書館・郷土館)
15:55-16:35
4.日本のミナミバンドウイルカ事始め
〜大島海峡における新記録種としての発見、捕獲、畜養、輸送〜
内田詮三(美ら島研究センター)
16:35-16:50
5.奄美群島のミナミバンドウイルカ
〜奄美大島周辺海域における出現と個体識別〜
船坂徳子(三重大学)
16:50-17:05
6.奄美大島のザトウクジラ
〜沖縄近海の識別個体と奄美大島の識別個体の照合〜
岡部晴菜(美ら島研究センター)
17:05-17:15 休憩
< 地元及び他海域での取り組みと観光との係わり >
17:15-17:30
7.奄美大島における地元の取り組み
〜カケロマホエールプロジェクトXによる2006年-2011年鯨類出現調査結果〜
濱地武之(加計呂麻島 カケロマホエールプロジェクトX)
17:30-18:00
8.御蔵島のミナミハンドウイルカ
〜エコツーリズムの概念に基づいたドルフィンスイム体制の紹介〜
小木万布(御蔵島観光協会)
18:00-18:30
9.小笠原のミナミハンドウイルカおよびザトウクジラ
〜鯨類ウォッチングにおける環境保全と観光振興両立のための取組〜
森恭一(帝京科学大学)
18:30-18:55
10.総合討論
コーディネーター:吉岡基(三重大学)
奄美でのウォッチングのあり方について(よりよく行うには、
どのようにしたらいいのか、体制やルール設定。
どうしたらイルカと泳げるの?といった疑問等)・その他発表内容についての質疑応答
18:55 総括 閉会挨拶 内田詮三(美ら島研究センター)
19:30-21:30
懇親会 シーフードレストランせとうち海の駅(予定)
要事前申込み 会費3,000円
○お問い合わせ・懇親会参加申し込み:
奄美海洋生物研究会 担当:興(おき)さん
携帯090−8914−9801
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「 奄美大島 撮影☆日記 」 http://amami.exblog.jp/16509800/
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内