2012年12月08日
奄美の妖怪たち 二人展
瀬戸内町立図書館・郷土館のミニミニアートギャラリー第2弾、
「奄美の妖怪たち 二人展」が8日からスタートしました。
日時 : 8日(土) ~ 26日(水)
(火~土曜日:午前9時~19時、日曜日:午前9時~17時、月曜休館、最終26日は午後17時まで)
場所 : 瀬戸内町立図書館・郷土館 入口ホール
今回は、瀬戸内町出身・在住2人のイラストレーター
蘇祢 切也(そね せつや)さん、あいき じゅんさんによる作品展。

あいきじゅんさんは、奄美の雑誌「ホライゾン」で掲載した、ケンムンを中心にその仲間たちなどを描いたもの、
蘇祢さんは「南海日日新聞」で連載された『奄美・妖怪考』(文:町健次郎氏)に描いたもの、
ふたり合わせて奄美群島に伝わる40もの妖怪がならんでいます。
蘇祢切也(そね せつや)さん、53歳。瀬戸内町立図書館・郷土館勤務。

蘇祢さんは、東京の映画学校で監督の勉強や、
釣り雑誌で連載していたマンガを単行本化の経験などもあり。
平成22年、東京から奄美に帰郷し、
瀬戸内町立図書館・郷土館での仕事を得ます。
同じ職場の学芸員・町健次郎氏の妖怪の論文に触発され、
奄美の妖怪を描きはじめ、南海日日新聞にて『奄美・妖怪考』連載。
蘇祢さんのイラストには、南海日日新聞で連載された際の文章も付いているので
奄美に伝わるその妖怪にまつわる話、どんな生態なのかもよく分かります。
現在の瀬戸内町域に伝わる八角発足の牛、「ナマトンガナシ」

「ひたすら水木しげるさんの雰囲気を出しながら、自分の絵を創っています。
資料が詳しくあるものは描きやすいけれども、
あとは自分のイメージをふくらませて描いた。
背景を決めて、その妖怪に歌舞伎の見得を切らせるように、
いかにパシッとポーズをさせるかを大切にしています。
一晩で描けるのもあれば、3日間かかるのもありますね」(蘇祢さん)
瀬戸内町の加計呂麻島、芝・実久に伝わる奄美版ヤマンバ「ウバ」

徳之島の「イッシャ」

そして、もうおひとかたはあいきじゅんさん、52歳。イラストレーター。

あいきさんは、20歳のころマンガ家を目指し、絵(マンガ)を描いて東京で生活。
その後、奄美に帰郷し、会社勤めをしていましたが、49歳の時に会社が閉鎖。
30年ほどめぐって、再びイラストレーターとして活動を始めました。
「あま美デザイン工房」を開き、
挿絵(雑誌「ホライゾン」)、マンガ(「南海日日新聞」で風刺マンガ連載)、
ほか似顔絵、ポスター、キャラクター制作(瀬戸内町観光協会キャラクター「マグロ養一」)、
ロゴマーク作成などを手がけています。
あいきさんのブログ 「あま美の小さな日常」 http://aikijun.synapse-blog.jp/manga/
「イザリするケンムン」

「道に迷わせるケンムン」

「一般に妖怪は怖い存在であるけれど、
実は彼らが島の自然の守り神であったとの解釈を含め、、
忌み嫌うものでなく、親しみをもって少しユーモラスに表現しました。
中には『これは違う!』という思いを抱かれるかたもいらっしゃるかと思いますが、
妖怪のいろいろある個性のひとつとして楽しんでご覧いただければと思います」(あいきさん)。
「デイゴの花の夢を見るケンムン」

「ケンムンのいるところだけ、真っ赤なデイゴが咲いている。
自然の守り神としての、メッセージ性をケンムンの姿を借りて表現しているので
それも感じてほしいですね」。
ご自身では「シンプルでマンガチックなケンムンが好き」と、あいきさん。

「ケンムンは、山に住むのにふさわしい小さい体じゃないかと思ってます。
犬っぽい顔で。手足が棒のように長く見えるのも、その細さゆえだからじゃないかなと」。
* *
妖怪のイラストを二人展として披露した、あいきさんと蘇祢さん。
おふたり、実は約20年前に、
奄美で漫画同人誌「童夢(どうむ)」を発行していた仲間だったそう。
その後、それぞれ別の道で仕事をしていましたが、
同じようなタイミングで雑誌と新聞上に奄美の妖怪のイラストを描くことに。
「お互いの仕事を見て刺激を受け勉強になった。
一緒に作品展をできたらいいねという話になり、
今回、人の集まる図書館・郷土館を場所に選び、二人展を実現できました」(あいきさん)。
二人の作品は、同じ妖怪でも解釈が違い、
またパソコンとペン画という描く道具も違う。
表現の仕方もまったく異なることで
それぞれの個性が出ているところが面白いんですよね。
あいきさんから見た蘇祢さんの絵は「緻密に描かれたところが妖怪の雰囲気にあっている」、
蘇祢さんから見たあいきさんの絵は「パソコンで書いているので色がキレイですごい!
マンガチックなデフォルメが子どもにも親しみやすくていいですね」とのこと。
この「奄美の妖怪たち 二人展」は、26日(水)午後5時まで。
期間中は、図書館開催にちなんで
妖怪のイラスト付きしおりのプレゼントもあるそうです。
また今回の展示では、妖怪が増殖する可能性があるとのこと!
何回か足を運んで、それを探すのもいいですね。
二人は「奄美の妖怪をすべてマンガ化しよう!」と計画中。
瀬戸内町発信で、新たな奄美の妖怪ブームが巻き起こるでしょうか!?
今後の二人の活動が楽しみです!
2012.12.8
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内
「奄美の妖怪たち 二人展」が8日からスタートしました。
日時 : 8日(土) ~ 26日(水)
(火~土曜日:午前9時~19時、日曜日:午前9時~17時、月曜休館、最終26日は午後17時まで)
場所 : 瀬戸内町立図書館・郷土館 入口ホール
今回は、瀬戸内町出身・在住2人のイラストレーター
蘇祢 切也(そね せつや)さん、あいき じゅんさんによる作品展。
あいきじゅんさんは、奄美の雑誌「ホライゾン」で掲載した、ケンムンを中心にその仲間たちなどを描いたもの、
蘇祢さんは「南海日日新聞」で連載された『奄美・妖怪考』(文:町健次郎氏)に描いたもの、
ふたり合わせて奄美群島に伝わる40もの妖怪がならんでいます。
蘇祢切也(そね せつや)さん、53歳。瀬戸内町立図書館・郷土館勤務。
蘇祢さんは、東京の映画学校で監督の勉強や、
釣り雑誌で連載していたマンガを単行本化の経験などもあり。
平成22年、東京から奄美に帰郷し、
瀬戸内町立図書館・郷土館での仕事を得ます。
同じ職場の学芸員・町健次郎氏の妖怪の論文に触発され、
奄美の妖怪を描きはじめ、南海日日新聞にて『奄美・妖怪考』連載。
蘇祢さんのイラストには、南海日日新聞で連載された際の文章も付いているので
奄美に伝わるその妖怪にまつわる話、どんな生態なのかもよく分かります。
現在の瀬戸内町域に伝わる八角発足の牛、「ナマトンガナシ」
「ひたすら水木しげるさんの雰囲気を出しながら、自分の絵を創っています。
資料が詳しくあるものは描きやすいけれども、
あとは自分のイメージをふくらませて描いた。
背景を決めて、その妖怪に歌舞伎の見得を切らせるように、
いかにパシッとポーズをさせるかを大切にしています。
一晩で描けるのもあれば、3日間かかるのもありますね」(蘇祢さん)
瀬戸内町の加計呂麻島、芝・実久に伝わる奄美版ヤマンバ「ウバ」
徳之島の「イッシャ」
そして、もうおひとかたはあいきじゅんさん、52歳。イラストレーター。
あいきさんは、20歳のころマンガ家を目指し、絵(マンガ)を描いて東京で生活。
その後、奄美に帰郷し、会社勤めをしていましたが、49歳の時に会社が閉鎖。
30年ほどめぐって、再びイラストレーターとして活動を始めました。
「あま美デザイン工房」を開き、
挿絵(雑誌「ホライゾン」)、マンガ(「南海日日新聞」で風刺マンガ連載)、
ほか似顔絵、ポスター、キャラクター制作(瀬戸内町観光協会キャラクター「マグロ養一」)、
ロゴマーク作成などを手がけています。
あいきさんのブログ 「あま美の小さな日常」 http://aikijun.synapse-blog.jp/manga/
「イザリするケンムン」
「道に迷わせるケンムン」
「一般に妖怪は怖い存在であるけれど、
実は彼らが島の自然の守り神であったとの解釈を含め、、
忌み嫌うものでなく、親しみをもって少しユーモラスに表現しました。
中には『これは違う!』という思いを抱かれるかたもいらっしゃるかと思いますが、
妖怪のいろいろある個性のひとつとして楽しんでご覧いただければと思います」(あいきさん)。
「デイゴの花の夢を見るケンムン」
「ケンムンのいるところだけ、真っ赤なデイゴが咲いている。
自然の守り神としての、メッセージ性をケンムンの姿を借りて表現しているので
それも感じてほしいですね」。
ご自身では「シンプルでマンガチックなケンムンが好き」と、あいきさん。
「ケンムンは、山に住むのにふさわしい小さい体じゃないかと思ってます。
犬っぽい顔で。手足が棒のように長く見えるのも、その細さゆえだからじゃないかなと」。
* *
妖怪のイラストを二人展として披露した、あいきさんと蘇祢さん。
おふたり、実は約20年前に、
奄美で漫画同人誌「童夢(どうむ)」を発行していた仲間だったそう。
その後、それぞれ別の道で仕事をしていましたが、
同じようなタイミングで雑誌と新聞上に奄美の妖怪のイラストを描くことに。
「お互いの仕事を見て刺激を受け勉強になった。
一緒に作品展をできたらいいねという話になり、
今回、人の集まる図書館・郷土館を場所に選び、二人展を実現できました」(あいきさん)。
二人の作品は、同じ妖怪でも解釈が違い、
またパソコンとペン画という描く道具も違う。
表現の仕方もまったく異なることで
それぞれの個性が出ているところが面白いんですよね。
あいきさんから見た蘇祢さんの絵は「緻密に描かれたところが妖怪の雰囲気にあっている」、
蘇祢さんから見たあいきさんの絵は「パソコンで書いているので色がキレイですごい!
マンガチックなデフォルメが子どもにも親しみやすくていいですね」とのこと。
この「奄美の妖怪たち 二人展」は、26日(水)午後5時まで。
期間中は、図書館開催にちなんで
妖怪のイラスト付きしおりのプレゼントもあるそうです。
また今回の展示では、妖怪が増殖する可能性があるとのこと!
何回か足を運んで、それを探すのもいいですね。
二人は「奄美の妖怪をすべてマンガ化しよう!」と計画中。
瀬戸内町発信で、新たな奄美の妖怪ブームが巻き起こるでしょうか!?
今後の二人の活動が楽しみです!
2012.12.8
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内