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2012年06月29日

ゴガツゴンチのゲートボール

6月24日(日)、
旧暦5月5日子どもの節句の日に
加計呂麻島へ行った際、
俵(ひょう)集落に寄ったところ・・


レストハウスに人がいっぱい!




なんと俵の65歳以上の老人会のみなさまで
ゲートボール大会をしていらっしゃいました。



ゴガツゴンチのゲートボールは
いつから始めたかわからないぐらい、
長く続いているそう。



得意じゃないかたは応援団です。




ビシッと決まっています。
みなさんとにかくお元気!




休憩を取りながら、よーりよーり(ゆっくりゆっくり)。





俵の老人会は、旧5月5日以外にも、
旧9月9日の権現祭り、旧暦6月のテラ拝み、
9月の敬老の日などにも集まってゲートボールをしているとか。




われわれの聞いたところによると、
この日、加計呂麻島では他にも瀬武、西阿室、芝でも
老人会のゲートボールが行われていました。


お話をうかがったかたは
「やることないから、こうやって集まってるんだよー」とおっしゃってました。

まわりに子どもがいなくなったため
ゴガツゴンチに菖蒲を飾ったり子どもの節句などしていないけれども、
老人会という同じ世代だけで集まり、
この日は「遊びの日」という根幹だけは守っているのが
なんとも興味深いです。

こうやって年中行事は
形を変えて伝わっていくのかもしれませんね。



2012.06.24
瀬戸内町 加計呂麻島 俵



S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)







  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 17:07Comments(0)加計呂麻島

2012年06月29日

ゴガツゴンチの「あくまき」「ちまき」

旧暦五月五日あたりになると、
島の商店やスーパーで並んでいる「あくまき」。
やはりゴガツゴンチ、子どもの節句にいただくものです。


このふたつは「せとうち海の駅」の売店にて。
ふだんは並んでいませんが、ゴガツゴンチなので置いているそう。


どちらも瀬戸内町のお店、
保生堂の「ちまき」と、大城もちやの「あくまき」(きな粉付)。
(「あくまき」のことを「ちまき」と
鹿児島方面では呼ぶことも多いようです)



大城もちやさんにお話をうかがったところ、
「あくまきは年中作っているけど、
ゴガツゴンチの時期は特に多く出ますねー」とのことでした。


ちょうどあくまきを2本購入するかたが。




あくまきは鹿児島本土や奄美、南九州地方で食べられているもの。
北部九州出身の広報隊員Kは
まったく知りませんでした。



あくまきの作り方は独特で、
灰汁につけていた餅米を
おなじく灰汁につけておいた孟宗竹の皮で包み、
さらに灰汁で煮ます。

瀬戸内町の郷土料理教室で作ったあくまきは、
孟宗竹の皮ではなく、
サラシを袋状に縫いあわせて
そこに餅米を詰めて煮る方法をとりました。





島では、かつて五右衛門風呂が多く、
薪を燃やした灰を使ってあくまきを作っていた家庭も多かったようです。

「あくまきを作る灰にするから
薪以外の変なものを燃やす材料にしないように」なんて、
おかあさんに注意されていた思い出があるシマッチュもいらっしゃるかもしれません。


こちらは別の商店に売っていた「あく巻」。
あくまきにつけて食べるための黒砂糖も、
ちゃんととなりに置いていました。




お店は瀬戸内町古仁屋の「田原商店」さん。



外には、お墓参り用のお花などと一緒に
菖蒲も販売。

同じく旧暦五月五日に
軒先にさしたり、菖蒲湯にしたりします。


「2~3日前に来ていれば、菖蒲も青々していたのによ~」とお店のかた。

菖蒲など、季節の行事に使うものが
店先に並んでいる姿は風情があってなんともいいものですね。


灰汁を使っているのでアルカリ性食品としてミネラルも豊富で、
かつては保存食の役割もあったとか。

私自身は、あくまきを初めて食べたときは、
味があるようなないような微妙な感じに「うーーーん・・・」となりました。
きな粉や黒砂糖を
これでもかとまぶして食べた覚えがあります。


シマッチュに聞いても「美味しいものとは思えないんだけど・・」と言う声をよく聞きますが、
それでも、ゴガツゴンチになると恋しくなる
シマの味なのかもしれません。





2012.06.24
瀬戸内町古仁屋


S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)






  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 14:00Comments(0)旧暦の行事

2012年06月28日

ガヤマキ、らっきょの紫蘇漬け

旧暦五月五日、
ゴガツゴンチの男の子の節句に作られる「ガヤマキ」。

加計呂麻島の木慈集落のかたが作ったものを
見せていただきました。



ガヤマキは餅米を三角のような形に握り、
茅(チガヤ、シマグチ:マカヤ)で包んだもの。

子どもの健やかな成長を祈り、
魔除けとして家の柱などに吊るします。


請島の請阿室集落では、
「茅が勢い良く成長していくように、
人間も災難がなく順調に過ごせるようにとガヤマキを作り、食べる。
ガヤマキを食べると丈夫になる」との言い伝えもあるようです。


奄美大島の大和村にある名音小学校では、
児童が集落の方と「伝統のガヤマキづくりに挑戦」するという行事もあります。
ガヤマキの形が違って面白いですね。





またゴガツゴンチはガヤマキとともに
らっきょの紫蘇漬けを作って食べる日。
匂いが魔除けになるのではないかとのお話でした。




菖蒲を軒先などに下げたり、
菖蒲湯に入ったりするのも香りが魔除けになり、
息災から守ってくれると言われてるようです。


全国的には、子どもの節句にチマキや柏餅を食べたりしますが
(一般的にチマキは関西、柏餅は関東と言われている)
端午の節句は中国が起源。
奄美でも形や名前が少しずつ変化してこのように伝えられています。


健やかな成長と無事を願うという想いは、
いつの時代も人類共通のものですね。





2012.06.24(旧暦五月五日)
瀬戸内町 加計呂麻島 木慈


S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)







  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 11:46Comments(0)加計呂麻島

2012年06月26日

ゆめ探検隊 発電所と奄美自然観察の森を見に行こう!

第一回ゆめ探検隊は、豪雨や台風で本当にやれるのか、スタッフとともに冷や冷やしていましたが、
当日は天気に恵まれ、多くのこども達や保護者が参加してくれました!

ちびっこ探検隊員が、ぞくぞくと図書館・郷土館に集まってきます!


まずは、九州電力龍郷発電所へ 
龍郷発電所は、日本最大級のディーゼルエンジンを使った発電所で、奄美大島の電源の中核を担っています。

中央制御室で説明を受けています。みんな何時になく真剣な表情です。



ここから、瀬戸内まで電力が送られていきます!「へぇ~!」



これが、日本最大級のディーゼルエンジンです!確かに、でかいディーゼルエンジンです!
それだけに音も凄い!!なので、写真はぶれています(笑)




ちびっこ探検隊のみんなも、身近な電気のことだけに、時間を過ぎても質問が止まりません!
ちなみに、こんな質問がありました!

「1ワットと言われてもよくわかりません?」

「停電した時にどこが停電しているのかわかりますか?」

「地震が起きて電気が使えなくなったらどうしますか?」

「加計呂麻島や請島、与路島にはどうやって電気が届いていますか?」

ちびっこ探検隊の質問に丁寧に答えていただいた、九州電力龍郷発電所の皆様、ありがとうございました。




短い昼食の後、奄美自然観察の森で自然観察、探鳥会を行いました。
管理をされている、宇都宮さんから観察のマナーの注意事項がありました。



その後、奄美野鳥の会の清正斉さんを講師に迎え自然観察会・探鳥会がスタート!
今の時期は、鳥が少ないとのことで、まずは看板で鳥の説明をしてもらい、レコーダーで鳥の鳴き声を教えてもらいました。




指さしている先には…



ナゴランなど希少種が!!


望遠鏡でも観察します!我先にと群がるちびっこ隊員たち!



ちびっこ隊員が、カメラをむける先には…


ヒメハルゼミの脱皮!今まさに脱皮しました!!みんな感動!!!


先日の台風や豪雨が嘘のようです…木漏れ日に癒されます。


ドラゴントリデに登り、笠利方面を眺めます。瀬戸内程ではないですが(笑)きれいな海です!


最後に奄美で唯一の風力発電を見学!大きい!迫力があります!



帰りのバスの中、疲れているのは大人ばかり、ちびっこ隊員たちは、ず~~~と元気でした。
かなり、強行スケジュールだったにも関わらず、集中して探検していた、ちびっこ隊員たちに隊長はびっくりしました。
発電所でも自然観察会でも色々質問していて、隊長は感動!
ちびっこ隊員たちにとっても、今回の探検がいつまでも心に残ってくれたらなぁと思う隊長でした。

※この活動は、子ども夢基金の助成を受けて実施しています。


2012.6.24(日) 奄美大島 九州電力龍郷発電所 奄美自然観察の森  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 17:45Comments(0)行事・イベント

2012年06月26日

加計呂麻島 木慈の垣起こし

6月24日(日)は、旧暦五月五日。

このゴガツゴンチに
加計呂麻島の木慈(きじ)集落で、
伝統行事の垣起こし(かきおこし)がありました。

木慈は薩川湾に面し、
世帯数6、人口11人の小さな集落。


木慈の垣漁跡を上から見るとこうなります。
「へ」の部分が垣。



垣漁とは入江に石を積んで垣をつくり、
満潮時に入った魚介類を干潮時に獲る素朴な漁法。
ヤシ(キビナゴ)、ガティン(アジ)、ウルメなどがよく獲れていたとか。

垣起こしは、崩れた箇所を修復する作業で、
昭和33年頃までは、
神うかがいをするノロも白い着物をまくしあげて一緒に参加していたそう。

その後も集落で伝統をたやさぬよう
旧暦五月五日に伝統行事として引き継いでいます。





昨年から、校区の薩川小学校の児童たちが加わり、
今年も全児童6名が参加。
まずは始めますの挨拶。



ゆるやかにカーブを描く美しい垣。




みんなで一斉によっこいしょー!




こちらも、よっこいしょ!!




軍手が真っ黒になるまでがんばったよー。




そうこうしてると、
垣の中に入った魚を捕まえようとみんな大はしゃぎ!



7匹獲ったどー!!



獲ったのは、網を持ってる小学校6年生のジュンナちゃん。

なんとジュンナちゃんの現在51歳のお父さんが
中学3年生の頃まで
日常的にこの垣漁をしていた最後の世代だそうです。
さすが親子ですねー。


魚の口の中まで見えるよー。




獲った魚はジュンナちゃんが飼っている猫のエサになりました。




薩川小学校のみなさん、
木慈の多野区長さんおつかれさまでした。



大島海峡内や龍郷湾などで行われていた垣漁。
瀬戸内町でほぼ原型を留めているのは
ここ木慈集落のものだけ。




人口の少なくなった集落で
垣起こしを続けていくのは大変な作業だと思いますが、
いつまでも残していきたい島の風景です。





2012.06.24
瀬戸内町 加計呂麻島 木慈


S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)



  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 17:15Comments(0)加計呂麻島

2012年06月26日

「ゆめ探検隊」しゅっぱーつ!

島の小中学生を対象に開催する、
奄美の海山自然調査体験プログラム「ゆめ探検隊」。




6月24日(日)は、その第一回目、
「発電所と奄美自然観察の森を見に行こう!」でした。

(内容)
・九州電力 龍郷発電所見学
・奄美自然観察の森 見学と探鳥会
・風力発電の見学

一行は日曜の朝9時、
元気に瀬戸内町立図書館・郷土館前を出発!

無事に夕方5時に瀬戸内町へ戻ってきました。

詳細はまた後日お知らせいたしますね。




2012.06.24

S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)










  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 14:49Comments(0)行事・イベント

2012年06月23日

瀬戸内町のゴガツゴンチ

明日の24日(日)は、旧暦五月五日。
ゴガツゴンチですね。





そこで、瀬戸内町のゴガツゴンチについてご紹介したいと思います。


         *            *


「瀬戸内町の文化財をたずねて」より抜粋


旧暦五月五日(ゴガツゴンチ)

一般に男の節句といわれる。
この日は、魔よけとして菖蒲(方言名でシプショプ)やヨモギ、桃の枝を軒先に下げた。

また方言名でブフォとよばれる茅(かや)で包んだ御飯をガヤマキと称して作り、
家の柱に下げたりした。現在も行なっている家も多い。
このガヤマキは、仏壇にも供えている。

三月三日や浜おりと同様にして、
集落で浜に集まり宴を催すところもある。

加計呂麻島の木慈では、この日に各戸より出て、
海辺にある漁垣(カキ)の石垣を積みなおした。

鯉のぼりを立てたり、チマキを作る家もある。



瀬戸内町教育委員会 発行


         *            *



明日は、瀬戸内町では勝浦(かちうら)集落のように
舟漕ぎ競争などをして浜で遊ぶところもあるようです。


われわれは加計呂麻島の木慈(きじ)集落の垣おこしを見に行く予定。
ほかの集落でガヤマキづくりも見られたらと思ってます。
その様子はまたこのブログで紹介しますね。


写真は、こどもの節句つながりで・・
こども探検隊たちが5月26日に植えたハヌス畑。1ヵ月たってちょっと成長したでしょうか?






2012.6.23
瀬戸内町 古仁屋


S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)





  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 14:58Comments(0)行事・イベント

2012年06月22日

パッション祭りin朝市

去る16日(土)に開催された
せとうち海の駅での「朝市」。

毎月第3土曜日恒例で、
フリーマーケットや
新鮮な島の野菜、鮮魚などが販売されています。

今回のメインは、パッション祭り
今が旬! 町自慢のフルーツが並ぶとあって、会場は大賑わい!


瀬戸内町は、なんとパッションフルーツの皇室献上産地

なんともいえない甘酸っぱさと、
うっとりするような濃厚な香り。
とっても美味しいですよねー。



最近では、生産農家も増え、
みなさん美味しいパッションフルーツを届けようとがんばっていらっしゃいます。


そんな生産者のみなさんによる即売会。
とくに1袋500円のお手軽なものは大人気だったようです。




朝9時頃に行ったら、会場は熱気ムンムン!





それもそのはず、
朝市で人気、景品が当たるジャンケン大会が行われていました。



なんといっても白熱したのは、
化粧箱入のパッションフルーツが登場した時。



当たったよー。しかも兄妹で!




中身もみせてね。
これがジャンケンに勝つともらえるなんて、太っ腹!




瀬戸内町の農産加工技術員による
パッションを材料にしたお菓子などの試食やジュースの試飲コーナーなどもありました。



パッション入りのムースに、
ソースも、もちろんパッション!



パッションのジュレとクリームチーズをバゲットにつけて。



なるほどと感心したのは、
パッションジュースを作った時に残る種を再利用したクッキー。
種まるごと、種を砕いたもの、種の周りの実もちょっと入れたもの3種類。

行くのが遅くて、残りわずかでした・・。
パッションの種だけでも、
口の中に爽やかな風味が広がって美味しかったです。



試食したあとはアンケートもお願いします。
みなさんの貴重なご意見が、瀬戸内町の新たな特産品を生むヒントです。




島の野菜。






フリーマーケット。




毎年、その年に25歳になるメンバーで構成される古仁屋青年団がつくる
奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻大会をモチーフにしたTシャツの販売も。

瀬戸内町観光協会やその他の店舗に見本などがあるようです→こちら




朝市は、毎月第3土曜日にて、
「せとうち海の駅」にて開催中。

朝8時30分からスタート、
ジャンケン大会は9時からです。

人気商品はすぐに売り切れてしまうので、
お早めに行くのがおすすめです。

来月の旬のシマ素材は何でしょうか?
楽しみですね。


ぜひ海水浴がてら、
来月の朝市に
ウモーレ(いらっしゃーい)!


(問合せ)
瀬戸内町観光協会 0997-72-4567

開催日時などは変更になる場合があります。
観光協会のサイトなどで情報確認をお願いします。
http://www.kyurajima.com/




2012.06.16
瀬戸内町古仁屋

S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)







  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 16:58Comments(0)行事・イベント

2012年06月21日

第41回 請阿室舟漕ぎ大会

瀬戸内町、請島(うけじま)の請阿室(うけあむろ)集落で
旧暦5月5日近くに
毎年恒例の舟漕ぎ大会が開催されてます。


われわれS.B.I(瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)の
現場監督Mと広報隊員Yの2人で取材しようと予定してました。




しかし、その日は6月10日(日)。

朝から瀬戸内町では土砂降り。
町のあちこちで再びガケ崩れと通行止めが頻発するほどで、
ヘタレ広報隊員Yは請島行きを中止。

現場監督Mを1人だけで、請島へ行ってもらいました。


さて、舟漕ぎ大会はどうなったのでしょうか・・。
現場監督Mのレポートです。




 
毎年行われている舟漕ぎを見るために、
請島に行って来ました。

しかし、残念ながら
大雨警報が出てしまい中止に・・・。


昼から舟漕ぎの代わりとして、カラオケ大会が開催されました。
大雨の影響で始めようとしたら停電に・・。

それでも島の方は焦る様子もなく、
発電機を回してカラオケ大会がはじまりました。


この日のためにシマへ戻ってきた請島出身者や、大勢の参加者たちで
公民館が熱気で包まれ盛大に行われました。



お昼に配られた弁当は、
なんと請阿室婦人部の手作りです!




魚の唐揚げが美味しく、いくつもたべてしまいました(笑)。




舟漕ぎは残念でしたが、
公民館でのカラオケ大会も、いろんな方々と話しができ、
楽しく過ごさせていただきました。




この日は池地の民宿みなみに宿泊したのですが、
時間があったので、
夕方、池地の西にある砂浜ナタンマに行って来ました。


池地からナタンマへ行く途中。
土砂崩れで木が電線にひっかかっています。




ナタンマは砂丘に遺跡が有りそうな場所です。
歩きながら砂丘の崩れている頃を見てたら
ラクダガイ(クモガイにも見えないこともない?)の破片が。



サイズを測ったら突起部を入れてなんと28cmもありました!
これは昔の遺物では?と思ったりもしましたが、
ちゃんとしらべないとわかりませんね。
(「ラクダガイであってほしい・・・」隊長Kのつぶやき)


さらに数百m離れた場所には大きなトウカムリが!
あちこちの浜をあるいてますが、ここまで綺麗なものを見つけたのは初めてです!
請島はおもしろいですね。





翌朝 、民宿のおばあにいろいろと話しを聞きました。
くば笠も作れるとかで、作り方を簡単に教えてもらいました。


一回聞いただけでは難しそうです・・。
そのうち一度はチャンレンジしてみようと思います!


ちなみに、もし昔ながらの民具(テル・ミノなど)を作れる方がいらっしゃったら、
ぜひご紹介ください。お話を聞きに行きますので!



帰りは、ドックから戻ってきて初日の「定期船せとなみ」。
化粧直しも終わってピカピカでした!





**  **


請阿室の舟漕ぎ大会は、
「定期船せとなみ」の運行に合わせて開催されます。

その日は請島から日帰りもできますし
民宿が2軒ありますので、
この機会に観光をかねて、
ゆっくりと請島散策もおすすめ。


来年の「第42回の請阿室舟漕ぎ大会」は、
晴天のなか、開催されるといいですね。



2012.06.10
瀬戸内町 請島 請阿室


S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)


  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 16:48Comments(0)請島

2012年06月20日

瀬相港待合所のパンとジャム

加計呂麻島の瀬相港で
フェリーを待つ間に利用する待合所。

飲み物やお菓子、お弁当、
そして洋服(!)など
こちらにはいろいろなものが売っています。


今回、ついおみやげに買ったのは
「すもも」と「パパイヤ」のジャム。
消しゴムハンコがとってもカワイくて、ひとめぼれ。

すもも350円、パパイヤ200円と、
リーズナブルなのも嬉しいです。



みんなの小腹をうめたのが
すもも入りのパン(食べかけにて失礼!)。
すもものシャクっとした歯ざわりが残っていました。

水玉模様みたいで、こちらもカワイイです。
値段は失念してしまいました。。



このジャムとパンは加計呂麻島にお住まいのかたが作ってらっしゃいます。
島素材が味わえるものは
おみやげにも、やはりいいですよね。


もちろんこれらは旬のものなので
いつもあるとは限りませんが、
その時々で新しい出会いがあると思います。



もちろん加計呂麻島の定番商品、
「加計呂麻黒糖」と「さんご塩」などもあります。




瀬相港待合所の中。
ミニミニ図書館もあり。








いろいろな情報も集まる瀬相港の待合所、
フェリーかけろまご利用の時は
ぜひのぞいてみてください。





2012.06.14
瀬戸内町 加計呂麻島 瀬相

S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)




  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 16:28Comments(0)たべもの

2012年06月20日

島の昔の道具たち

加計呂麻島の諸鈍集落へ
いろいろな道具を受け取りに行ってきました。


昔使っていた農具などが
ご自宅に眠っていて、
瀬戸内町立郷土館へ寄贈してくださるとのこと。



瀬戸内町立郷土館の学芸員が
「この道具はいつ頃作りましたか?」
「どんなふうに使っていましたか?」
「なんて呼んでいました?」
などなど、お話をうかがいました。



こちらは、農作業で使う牛につけた鞍(くら)。
昭和30年頃に大工さんが、
その牛に合わせてオリジナルで作ったそうです。

牛の背に乗せて荷物を背負わせたり、
綱を介して鋤(すき)をつけるなどしてました。



一番右が、鋤(すき)。
昭和16年に農業講習会で賞を取り、
記念品としてもらったそうです。

鞍から綱でこの鋤をつけて畑を耕していました。
ガンコ鋤と呼ばれ、
なんでも起こせる一番強い鋤だったそうです。


鋤の左に写っているのは、杵(きね)。
シマグチでアディン。桃の木で作られています。
ちなみに臼は松の木製だったとか。



これらの道具は
昭和40年代まで利用。

「戦後はこれでいろいろな仕事していたよー。
牛は頭が良くて、力も強くて、
人間より仕事してたねー」と持ち主のSさん。




奄美大島の日本復帰後、
しばらくは島に耕運機やブルドーザーなどが入ってきてなかったため、
牛や馬が活躍していたそうです。




石臼もこんなふうに再利用されていました。



屋根が飛ばないように重しにもなってました・・。



こちらも寄贈していただきました。
奥さんが使っていたという、糸繰車。




いただいた道具をフェリーかけろまに乗せて運んでいたところ、
すれ違うお年寄りたちが
「あれー、珍しいねぇー」
「昔使ってたよー」と
懐かしみながら話しかけてくださいました。



瀬戸内町立郷土館では、
このような民具などを多数展示しております。
島の人たちの昔の暮らしを垣間見ることができ、
とても興味深いのでぜひお越しください。



また同時に寄贈も受付けていますので、
ご自宅に貴重な民具などが眠っていましたら、
ぜひお教えください。



瀬戸内町立図書館・郷土館
電話 0997-72-3799

メール s.bunkaisan@gmail.com





2012.06.14 
瀬戸内町 加計呂麻島 諸鈍

S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)





  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 13:05Comments(0)加計呂麻島

2012年06月16日

節子の集落内を歩く

節子(せっこ)の海岸にあるフアンキャに行ったあと、
少し集落内を歩きました。



シマの世帯数は5月末現在で84、
人口は135人。


小さな集落には、ほとんどある商店。
節子にもありました。


看板はなく、普通の家かな?と思う感じ。

自動販売機の下の連絡先に
「祝(いわい)商店」の名前があるだけです。
初めて来たら、ちょっととまどうかもしれません。

でもシマ(集落)の人は
ここがお店だって分かっていますからね。





先客がいらっしゃいました。
重たいので、
家に配達してもらうよう話をしてました。
集落に住むお年寄りに優しいシステムです。


商店の前でお店の方と話をしていると、
シマのかたが何人か通って
会話が始まります。
これがシマ歩きの楽しいところ。





簡易郵便局。





鮮やかなセンネンボクが飾られたお墓。



「せっこ村バス待合所」と名付けられてました。








新しくてきれいな公民館。








とあるかたの玄関先にあった貝。
片方にツノが出ているのがクモガイ。
魔除けとしてよくシマの家の玄関口にあります。

両方にツノが出てて、
漢字の「水」に似ているのがスイジガイ。
こちらは火事よけの願いをかけておかれています。



現在休校中の節子小中学校まで行きたかったのですが
真っ黒な雨雲がこちらに向かってきたので、
残念ながら戻りました。





節子は青壮年団活動が盛んで、
舟漕ぎ競争も強い。
豊年祭も若い方の参加がけっこう多く
盛り上がると聞いてます。


また今度ゆっくり節子集落内を散策したいと思います。



2012.06.07
瀬戸内町 節子

S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)




  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 16:43Comments(0)奄美大島

2012年06月16日

諸鈍デイゴ並木 番外編 


諸鈍のデイゴ並木に
喫茶ホットリップスというお店があります。


なんでこの店名になったんだろう?と話していた時に
「もしかしてコレかも!?」と、
現場監督Mがひらめいた!!


デイゴの花びらで、ホットリップス!!





これやると、ウキウキ♪ 自然と楽しくなっちゃう。
昔からこうやって子どもたちは遊んでいるのでしょうか。


ぜひみなさんもぜひ落ちたデイゴの花びらで
記念写真を撮ってくださいねーー!


2012.06.14
瀬戸内町加計呂麻島 諸鈍

S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)





  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 11:15Comments(0)加計呂麻島

2012年06月15日

諸鈍のデイゴ並木

加計呂麻島の諸鈍(しょどん)にあるデイゴ並木。


毎年5月下旬ぐらいから6月上旬ぐらいまで花を咲かせます。
遅くなりましたが、昨日(6/14)見に行ってきました。


加計呂麻島のガイドさんのブログによると
6月11日や13日の状態がこんな咲き具合だったので
もう遅いなぁとは思いながら・・。



やはりほとんど散ってました。


が、それもまた
朱色の絨毯ができていて風情があり、
とてもステキです。


葉っぱがどんどん出ていて緑と
デイゴの朱色とのコントラストが
実際に見るともっと鮮やかで美しいですよ。



デイゴの木は瀬戸内町内でも
あちこちにありますが、
諸鈍のものは海岸沿い数百メートルに渡り
80本以上がつらなっているデイゴ並木。
昭和53年には、瀬戸内町の文化財・天然記念物に指定されています。


樹齢300年以上、
琉球との交易が盛んだった頃、
航海の目印に植栽されたと言われています。


最近は、デイゴヒメコバチの影響で
花が咲かない年が続いてましたが、
駆除の効果もあってか
少しずつ復活しているようです。







「デイゴの花がよく咲く年は、台風の当たり年」
なんていう島の人の言い伝えもありますが、
さて、今年はどうなることでしょうか。



2012.6.14
瀬戸内町 加計呂麻島 諸鈍

S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)



  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 16:33Comments(0)加計呂麻島

2012年06月14日

節子のフアンキャ

いざ節子(せっこ)集落の海岸へ。
この日は、海側からしかアプローチできない
砂浜”フアンキャ”へ行きます。


ちょうど集落のかたが出ていらして、ちょっとお話。

「竜宮城に行ってきて、
若くなる玉手箱もらってきてちょうだい」と見送られました。



節子の海岸に出ました。
S.B.Iの隊長Kと現場監督Mが
どんどん先に行きます。




ゴツゴツしだしました。
このへんはまだ序の口です。





ちなみに隊長Kは長靴にスパイクみたいなのをつけてます。

現場監督Mは漁サン(ギョサン=漁協のサンダル)。
「これが一番すべらなくっていいっちょ」。
でも指がむき出しだから・・。

あまりに対照的な二人の格好。







隊長は細い岩のトンネルを通って向こう側へ。
現場監督Mと広報隊員Yは崩れたら怖いので
海側を通りました・・。





これから後はロッククライミングさながらだったので余裕がなく、
写真を撮られませんでした。



途中、貝をとってきた集落のかたとすれ違いました。
ベルトのところにイショ(貝採り)道具をはさんで
引き締まった体つき!
ふだんからこんな所に来ていればああなるんでしょうね。
カッコよかったです。



着きましたー!
ここがフアンキャです。




大きなガジュマルがありました。
手前のほうは根もとがでていて、
アダンもからんでいてスゴい迫力です




節子の方は昔、
この防風林の後ろあたりに畑をつくり
芋などを植えていたようです。




さて、帰りです。




潮が満ちる前に早く帰らなければ。




帰りは3人とも穴を通って帰りました。
途中で崩れないように、海?岩?の神様にごあいさつ。




漁サンが一番と言っていた現場監督M
この後、足の親指の爪がはがれ出血してました・・。

こういうところに行くときは
やはり磯足袋などが一番ですね。


ともかく無事に帰られてよかったです。


フアンキャには、
ウミガメの産卵の跡はあったたんですが、
玉手箱は見つかりませんでした。





2012.06.07 
瀬戸内町節子

S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)



  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 09:17Comments(0)奄美大島

2012年06月13日

サンゴの産卵

節子(せっこ)集落の
海側からしかアプローチできない砂浜へ行くことになりました。

網野子(あみのこ)と節子の間の見晴らしのいいところから確認。
曇りだったのが残念ですが、
それでも爽快な眺めでした。

右手の奥はホノホシ海岸方面。


それにしても、われわれが目指すのは
左側のゴツゴツした岩ばかりの海岸線。
なんだか険しそう・・。



真下を見ると泡泡しているところが。


ただの白波がたっているかと思ったら、
これはサンゴの卵だそうです!
産卵が始まっているんですねー。



夏にしかみられない海の一大イベント!

一般的には「産卵」と言われていますが、
実際はサンゴの「放精放卵」と言われるものなんだそうです。


サンゴから放出されるのは、
バンドルと呼ばれるカプセルみたいなもので
その中に卵と精子が入っているのだそう。

それが一斉に放たれ、
水面ではじけて受精するという仕組み。


しかもスゴいのが
バンドルのなかに卵と精子が入っているのに
割れるまでは受精しない。
別のバンドルから出た卵と精子が出会って受精する・・。


サンゴの放精放卵が起きやすい条件としては、

1.初夏の水温が24度以上
2.満月前後の数日間
3.夜の満潮直後

などが揃うと見られるようです。



ナイトダイビングすると
そのシーンが見られるそうなんですが、
一斉に放たれる様子を夜に水中で見るのは
きっと神秘的なのでしょうね。


できるだけ子孫を残すために出会いを多くしようと、
バンドルは一斉に放たれ、
潮の流れに乗せるため、
ベストのタイミングの大潮を狙う。


言わば、海中大コンパ!

サンゴたちの、
ひと夏の恋です。


改めて知ると
サンゴも必死で生きているのだなと感じます。



こんなサンゴの産卵が身近で営まれているのは
美しい海が瀬戸内町にあるからですね。




2012.06.07 瀬戸内町網野子~節子

S.B.I ( 瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)




  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 14:05Comments(0)自然

2012年06月12日

瀬戸内のシマグチ(仮)編集委員会

瀬戸内町のシマグチを楽しく学ぶための
小学生向けの教材を作っていこうと、
第1回「瀬戸内のシマグチ(仮)編集委員会」がひらかれました。


こちらは博報財団の研究助成事業によって
東京外国語大学 国際日本研究センターのかたが進めているもの。





我らS.B.I(瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)も
シマの先輩がたと一緒に協力することになっています。


言語のスペシャリストのかたがたが
注目しているほどの貴重なシマグチ。

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の
消滅の危機にさらされている「危険言語」として、
「奄美語」が指定されています。



東京外国語大学 国際日本研究センターのかたがたは、
奄美の言葉のなかでも
特にシマグチという言葉が行き渡っている
「瀬戸内のシマグチ」に注目しているそうです。


シマグチは地域の豊かな文化・大切な財産として、
お年寄りだけのものでなく
若い世代が使えるように、これからも引き継いでいきたいもの。


みんながシマグチに興味を持ち、
練習できるようなDVDとテキスト教材が作られるようです。


この第1回目編集委員会は準備段階といったかたちで
見本となる映像や今後の予定などについて話し合いが行われました。



今回撮影されたのは篠川集落。

食料品店での会話のやりとり、
また区長さんが自分の集落を紹介するなどの映像をみんなで視聴。

シマグチ「きゅうや、ぬぅがこうゆん?」「やすぃぬ、あんにゃ?」
共通語「今日は何を買いますか?」「野菜はある?」

ボールが1つずつ出てきて、
シマグチ「てぃ」「たてぃ」「みてぃ」
共通語「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」

など、観ていて
シマグチ勉強中の私には
とても勉強になる映像でした。



篠川集落の映像を観て、
シマの先輩がたからも意見がいろいろと出ていました。





今後は古仁屋、加計呂麻島の諸鈍・俵、与路島などで
各集落の特色をいかしたシマグチの会話や
八月踊り、シマ唄などのシマの紹介などが記録されるとのことです。


この瀬戸内のシマグチ(仮)のDVDとテキストが完成したあかつきには
町内でお披露目会も予定しているとのこと。


テキストに表記するのが
なかなか難しいシマグチですが
こういった取り組みはとても興味深いですね。
完成するのが楽しみです。




2012.05.26

S.B.I 
(瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)






















  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 16:29Comments(0)シマグチ

2012年06月08日

こども探検隊 ハヌス苗植え

瀬戸内町立図書館・郷土館主催の
「こども探検隊」という面白そうな活動が始まったとのことで
その様子を見に行ってきました。



この活動は町内の小学生を対象に、
島の自然や歴史、文化にふれ
自分で考え、調べ、行動すること、
そして、みんなで協力して活動できるようになることを目的としています。



第1回目の活動は「ハヌス(サツマイモ)の苗植え」。

初回なので、まずは自己紹介。
昨年も参加していた子どもも多いけど、
ちょっと緊張気味?

今年度は、45名の登録があり、
今回は25名の参加。
加計呂麻島など町内各所から参加があり、
別の学校の子たちと会えるのはいい刺激になるようです。



まずは図書館の前にある
畑に残っているジャガイモを掘り出します。




3グループに分かれ、
それぞれリーダーを決めて
芋掘り、畝((うね)づくり、苗植えと、
どの作業もひと通り体験できるように作業しました。



大きいのが取れたよ!




こんなカワイイお芋さんも。




そして畝(うね)づくり。なれない道具を使って
ガールズたちもガンバリます。





ちゃんと間隔を開けて、
苗を植えていきます。




ちょっと斜めに植えるのがポイントだそう。




土をかけて、優しくぽんぽんぽん。




ボーイズたちは出てきた虫やミミズなどに夢中になることも。




黒米の苗もあったので
これもみんなで植えました。




初めて体験する子ばかりで、
どのくらいの量を植えていいか、
間隔なども難しかったよね。




発泡スチロール田んぼができました。
ぐんぐん育ちますように。




作業が終わったら、みんなで絵日記を書きました。




何を描こうか、みんな悩んでますねー。




楽しい絵が描けているようです。




絵日記を書き終わった子から
掘ったジャガイモを食べました!




蒸して塩をつけるだけという食べ方がシンプルで
子どもたちには新鮮! 
好評でした。






今回植えたハヌスは収穫したのち、
焼き芋にして食べる予定だそう。

みんなのガンバリで
きっと美味しいハヌスがいっぱいできることと思います。


こどもたちが書いた絵日記は
図書館1階のホールに掲示してありますので
ぜひご覧にいらっしゃってください。



今後は野鳥や海の生き物観察
ヤコウガイの放流や細工体験
工場見学、施設見学やイベント参加、
戦跡巡りなども予定しているそうです。


次世代をになう子どもたち。
島のいろいろなことを知って、
瀬戸内町のいいものを活かしていってもらいたいですね。





2012.05.26








  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 12:28Comments(0)行事・イベント

2012年06月07日

加計呂麻島 瀬相港の巨大貝

加計呂麻島の玄関口の一つ
瀬相(せそう)港。


フェリーかけろまで到着するとお出迎えしてくれるのが
この大きな貝のモニュメント。

ここに来ると、なぜか毎回写真を撮りたくなってしまいます。
子どもにとっても楽しい遊び場です。



和名は、サラサバテイ。
奄美諸島以南に生息する貝で、
島では高瀬貝(たかせがい)としておなじみ。



本物も貝殻が大きく10cm以上あり、
身はバター炒めなどで食べると美味しいですね。
ただ居酒屋でも頻繁に見かけるわけではないので
高級品の部類に入るかもしれません。



磨くとパール状に美しく輝くことから、
貝ボタンの材料となることも。


自分で貝を磨いてボタンを作る・・、
なんてこと体験メニューでできたら素敵ですね。


貝の裏もちゃんと作ってありますよー。
公衆電話と比べるとその大きさがよく分かります。



瀬相港に来たら、
ぜひ記念写真をどうぞ!



参考文献:「貝の図鑑 採集と標本の作り方」 南方新社



2012.5.24 
瀬戸内町瀬相

S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)


  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 10:57Comments(0)加計呂麻島

2012年06月06日

加計呂麻島 夕日の丘

加計呂麻島の北側、
実久と芝集落を結ぶ道路にある絶景スポット
「夕日の丘」。




大島海峡と東シナ海、
そして奄美大島の西側、西古見方面も見渡せます。

写真で白い砂浜が見えるのは実久の集落、
向こうに見える大きい島は、江仁屋離(えにやばなれ)。
江仁屋離は、無人島キャンプなどで人気の島です。

この丘は、夕暮れ時はその名の通り、
夕日が複雑な海岸線を美しく照らしなんとも言えない美しさ。


もちろん昼間は
実久ブルーと呼ばれる
鮮やかな青のグラデーションが堪能できます。


これを見るためだけにでも
この道路を通りたくなる場所です。


「夕日の丘」と書かれた看板が目印です。
(すみません、看板の写真は撮りそびれました)。




2012.5.24
瀬戸内町芝~実久

S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 16:16Comments(0)加計呂麻島