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2013年03月28日

島産野菜のマクロビ弁当

島の野菜がたっぷりのマクロビ弁当。

加計呂麻島の押角(おしかく)にある
天然酵母パンとマクロビオティックのおやつのお店「 tsumugi 」 (つむぎ)さんのものです。

こちらは、第6回島案内人育成講座で
加計呂麻島の芝集落を散策する前に、お昼ごはんとしていただきました。




内容は、

・ 無農薬玄米(熊本県産)&大根の糠漬け
・ もちきび(雑穀)とアオサのクリームコロッケ
・ アマランサス(雑穀)のポテトサラダ
・ キャベツとワカメのキヌア(雑穀)マリネ
・ ひよこ豆のひじきペースト和え
・ かぼちゃの胡麻味噌和え
・ 大根と海苔のナムル


なんと野菜は、
すべて加計呂麻島産、または奄美大島産のもの。

カボチャのみ減農薬で、あとはすべて無農薬野菜。


島産の野菜で、
こんな女性がウキウキするようなメニューが作れちゃうんですね。


マクロビ=マクロビオティックとは、定義はいろいろあるようですが
穀物、野菜、海藻、豆類を中心にとる日本の昔ながらの食事をベースとしたもの。

こちらのお弁当は、
卵、牛乳、砂糖、動物製品、添加物も不使用というのもビックリです。

塩は加計呂麻の海水から炊いた自然海塩、
他の調味料も昔ながらの製法で作られた菜種油と醤油を使用(遺伝子組み換えしてない原材料もの)だそう。



tsumugiさんがブログに書かれていますが、
「美味しい野菜を使って、野菜本来の味を大切に、旨味を引き出す料理がマクロビオティックの調理法」。
それがなによりですよね。



そして、おやつも!

「たんかんと黒糖の天然酵母マフィン」です。


たんかんも、加計呂麻産無農薬のもの。



「tsumugi」さんは、2012年6月に、加計呂麻島の押角にオープン。

営業は基本的に土日ですが、
お忙しそうなのでブログなどで営業を確認してください。

注文で今回のようなお弁当の配達もしているとのこと。
毎月一回、瀬相港で開かれる「 加計呂麻 青空市 」にも出店もしています。


■ tsumugi  http://tsumugi405.blog.fc2.com/


マクロビには、
身土不二(暮らす土地の旬のものを食べる)という考え方があるそうで、
島の恵みを受けて育ったものをこんな形で美味しく食べられるというのは、
単純にそれだけで、幸せなことですよね。






2013.2.27 瀬戸内町 加計呂麻島 芝・押角 

S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K

鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内


  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 12:22Comments(0)たべもの

2012年07月24日

島のおやつ

職場のかたが、
手作りおやつを差し入れしてくださいました。

どれも黒糖を使った奄美のおやつ3種!
嬉しいですねー。





舟焼き(ふなやき)
女性好みの、
もちもちした食感が美味!

粉黒糖、もち粉、はったい粉、小麦粉、卵、ベーキングパウダー、水などが材料で、
フライパンでクレープのように薄く焼いたら、
くるくる巻いて斜めに切る。

切り口が板付け舟に似ていることから、
この名前がついたとか。
奄美大島では北部の笠利地方から広まったようです。





ふくらかん
黒糖たっぷりの蒸しパンですね。

作ってきてくださったかたは
「昔の人はいろいろ入れないのよー」とおしゃってました。

ということで、
材料はシンプルに、粉黒糖、小麦粉、水、重曹。
この手軽さがいいのかもしれません。

島の昔ながらのおやつと言えば、
まずふくらかんが出てきますね。




ゴマザタ
ポリポリといくらでも食べられちゃいます。

ザタ=砂糖です。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、
黒砂糖に白ゴマ、黒ゴマがまざったお菓子です。


これは気になったのでレシピを聞いてみました。

①白ゴマ、黒ゴマをフライパンでから入りして、一度取り出す。
②フライパンにほんの少し水を入れて粉黒糖を加え、いったん溶かす。
 混ぜながら、水飴かハチミツを加える。
③火を止めて、ゴマをフライパンに戻してかき混ぜる。
 熱いうちに食べやすい大きさに割っておく。

※ポイントは、ハチミツや水飴を加えること。
  冷めても固くなり過ぎないそうです。



黒糖の優しい甘さは、
作業の間などにいただくと
ホッとします。

島ならではのお菓子、
なぜだか懐かしい気持ちになる食べものです。





2012.07.17
瀬戸内町 古仁屋

S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)




  


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2012年07月10日

油そうめん調査 その2 駒沢大学 

駒澤大学 須山ゼミの油そうめん調査
阿木名ふれあい市をあとにした一行は、
清水(せいすい)の民宿ユートピアにうかがいました。





こちらでお昼ごはんをかねて、
おかみさんに油ぞうめんの作り方を実演していただくことに。



まずは、そうめんを固めに茹でて、
麺を引きしめるために塩をちょっとまぶしてました。

そのあとは具材を炒めてます。
ニラはたっぷり使い、ツナ缶、ハンダマ(水前寺菜)など。
この日は昆布ダシを加え、
ゴマ油をたらり。

カタクチイワシの煮干しがダシがよくでるとのことで、
使うこともあるそうです。

最後に、茹でておいたそうめんを軽く混ぜ合わせます。



あっという間にできあがりました。



その他におかみさんは、にんじん、豚肉、キャベツなどを入れるときもあるそう。

急なお客さんが来た時でもササッと作れるお手軽なもの。
だから冷蔵庫にある具でなんでもいいんですよね。


調理を見た後は、もちろん実食!

ツナが細い麺にからんで、いい味をだしてました。
ハンダマは、彩りがとても美しい。
カニカマも乗ってましたね~。

お手製の、ふてぃもち(よもぎ餅)
島らっきょの漬物、目の前の海でとれたテラダ(マガキガイ)なども一緒にいただき、
一同、大満足。

食材は、できるだけ自分たちの畑で育てたもの、
海の幸はご主人や息子さんが
目の前の清水海岸で獲ったものを出しているそうです。

この日も民宿の窓から
ご主人たちが漁をしているのが見えてたんですよ。



本来の目的、
いただいたあとは、おかみさんにお話をうかがいます。



この時にうかがった
そうめんにまつわるお話で面白かったのは、

・お盆の2日目のお昼には必ず油そうめんをお供えして、
みんなでもいただく

・葬式の時にもそうめんを食べるそう。以下4品です。
 ①餅の吸い物
 ②刺身のようにスライスした揚げ豆腐2切れ
 ③白豆腐の味噌汁(一丁を4等分にして生姜をのせる)
 ④そうめんを食べる(カツオ・イリコ両方のダシで、ネギを散らしただけ)



須山聡教授も、ユートピアさんから参加です。



そうめんの話の後は、
おかみさんが体験したケンムンにまつわるビックリ!するような話、
清水集落の行事や行事食などの話などうかがって、
学生さんにはいろいろと興味深かったようです。

今回は実際に作り方まで見られたので、
家庭において油そうめんがどんな位置づけなのか
さらに身近に感じられたのではないかと思います。





2012.06.27
瀬戸内町 清水


S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)



  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 09:48Comments(0)たべもの

2012年07月06日

油そうめん調査 その1 駒沢大学

東京から駒澤大学の文学部地理学科
須山聡教授と、ゼミの学生のみなさんが、
瀬戸内町へ「油そうめん」の調査にいらっしゃいました。

※油そうめん基本的なレシピはこちらをご覧ください(奄美パーク 奄美の郷土料理より)


須山ゼミはここ10年近く、奄美大島で調査実習をしているそう。

今年は総勢19名で来島。

「地域文化調査法」の授業のなかで、
野外実習の一環としての活動です。

テーマは、市街地活性化、Iターン、買い物行動、ケンムン、油そうめんの5つと、
シマッチュでも気になるものばかり。

そのなかで学生さん3名が油そうめんを求めて瀬戸内町へ。
奄美大島本島側、加計呂麻島に分かれ、
われわれS.B.Iも調査に同行させていただきました。

まずは、主婦が集まるだろうと
「阿木名(あぎな)ふれあい市」へ。
こちらは、産直の新鮮野菜が並ぶ人気のお店。



10時過ぎて行ったところ、時すでに遅し・・・。
買い物のピークは過ぎていたようで
「これでも野菜もだいぶ減ってしまってるのよー」と。






ということで、店番の女性と
なんとなく毎日お店をのぞくという男性お二人に油そうめん調査開始!

駒沢大学 須山ゼミ3年生大野くん(写真左から2番目)が質問を進めていきます。




質問内容は

・油そうめんを家で調理する頻度、食卓に並ぶ頻度はどれくらいですか?
・家庭の中で、油そうめんがもっとも好きな人は誰ですか?
・油そうめんはどのようなときに作りますか?
・儀礼や行事の際に、油そうめんを特別な行事食として作りますか?
・あなたの家での油そうめんの作り方を教えてください。
・作り方は誰から教えてもらいましたか? 調味料は? アレンジは?

などなど、油そうめんにまつわるいろいろなことを
詳細に聞き取りしていきます。

大野くんは、新潟県出身で奄美大島は初めて。

シマッチュにとっては当たり前のことも、
彼にとっては不思議なことや、新鮮なものばかりで
質問があふれでていました。

お二人も話していくうちに
小さな頃の話や、油そうめんにまつわる
さまざまなことを思い出したようで話はつきません。

お二人ともダシはイリコを使い、
具は冷蔵庫にあるものなんでも使うとのこと。

面白かったのは、
・昔は、そうめんは木箱に入ってるものを箱買いしていた
・モヤシを入れるとパサパサにならずにいい
・お盆の時には油そうめんをお供えする
・安いそうめんほど、湯がく時間を短くする


調査が無事に終わり、ハイ、記念撮影!



この調査は、
来年1月末ぐらいにまとめられ、
冊子が協力機関などに配られるそうです。

奄美大島北部でも調査されているので、
どんな違いなどが出るか結果が楽しみ。


大学のゼミで調査の対象となる、油そうめん。
島ならではの食の宝なんですね。







おまけ。
ふれあい市で売っていた人気のおかし。

イリコ、レーズン、ごま、ピーナッツ、カキの種と、
組み合わせがユニークなのに美味しかったです。





2012.06.27
瀬戸内町 阿木名



S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)





  


Posted by ヒギャジマン プロジェクト at 13:33Comments(0)たべもの

2012年06月20日

瀬相港待合所のパンとジャム

加計呂麻島の瀬相港で
フェリーを待つ間に利用する待合所。

飲み物やお菓子、お弁当、
そして洋服(!)など
こちらにはいろいろなものが売っています。


今回、ついおみやげに買ったのは
「すもも」と「パパイヤ」のジャム。
消しゴムハンコがとってもカワイくて、ひとめぼれ。

すもも350円、パパイヤ200円と、
リーズナブルなのも嬉しいです。



みんなの小腹をうめたのが
すもも入りのパン(食べかけにて失礼!)。
すもものシャクっとした歯ざわりが残っていました。

水玉模様みたいで、こちらもカワイイです。
値段は失念してしまいました。。



このジャムとパンは加計呂麻島にお住まいのかたが作ってらっしゃいます。
島素材が味わえるものは
おみやげにも、やはりいいですよね。


もちろんこれらは旬のものなので
いつもあるとは限りませんが、
その時々で新しい出会いがあると思います。



もちろん加計呂麻島の定番商品、
「加計呂麻黒糖」と「さんご塩」などもあります。




瀬相港待合所の中。
ミニミニ図書館もあり。








いろいろな情報も集まる瀬相港の待合所、
フェリーかけろまご利用の時は
ぜひのぞいてみてください。





2012.06.14
瀬戸内町 加計呂麻島 瀬相

S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)




  


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